Honor Band 4 Running Edition レビュー:走るときは靴に装着できるランナー向けのスマートバンド
ファーウェイのスマートバンド「Honor Band 4 Running Edition」を購入し、しばらく使ってみました。普通のスマートバンド(アクティブトラッカー)として使うのもいいですが、「Running Edition」という名前の通りランナーの方にとって面白い機能があります。
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機能を絞った安価なスマートバンド
ファーウェイのスマートバンドといえば日本でもHuawei Band 3 Proが出ていますが、海外では同時期にHonor Band 4というものも発表されており、さらにこのRunning Editionというバリエーションもあります。
Running EditionはHonor Band 4に比べ機能を絞り、その分お値段もだいぶお求めしやすくなってます。Amazon.co.jpで販売しているところは3500円くらいですが、Geekbuyingなど海外ストアでは20ドル程度です。
基本的な機能としては以下のようなものがあります。
- 時計表示
- 歩数計
- 睡眠モニター
- 着信などの通知
- 消費カロリー
- アラームバイブ
- スマホを探す
- ランニング分析
心拍計やGPSは付いてません。そう考えるとごく基本的な機能に絞ったスマートバンドと言えます。防水は5気圧防水で、そう強くはないですが汗や軽い雨程度なら大丈夫でしょう。
本体はかなり小さめで、これをシリコンバンドにはめて装着します。
バンドは一般的な時計で使われているような留め方をするものです。結構細くて、女性用の小さな時計のバンドくらいです。デザインとしてはスポーツタイプそのものですけどね。
裏面に各種情報とhonorのロゴが。
充電は専用のアダプタにはめ込んでそのままUSBポートに差し込むタイプ。コードはなく、USBメモリのように差し込みます。
バッテリーは公称21日間もつといいますが、実際10日間で50%ほどしか減ってません。使い方にもよるでしょうけど、かなりもつと思います。
管理アプリは必要十分
Honor Band 4 Running Editionの管理アプリは『Huawei Health』というもので、Huaweiのスマホならプリインストールされていると思います。『ヘルスケア』という名前になってるかもしれません。
- Huawei Health
-
制作: Huawei Internet Service価格: 無料 (2018/11/12 時点)
Honor Band 4 Running Editionは日本では発売されていませんが、アプリはちゃんと日本語表示されます。(Honor Band 4 Running Edition本体は曜日など英語表示です。)
トップ画面で歩数や睡眠時間、最新の運動状況など知りたい情報がわかります。
睡眠は深い睡眠と浅い睡眠が視覚的にわかりやすく描かれます。ただ横幅が24時間で固定なので睡眠時間が短いと小さく表示されるだけで不満に感じるかもしれません。
なお、昼寝など、よる以外に寝てもちゃんと自動で記録されます。(Mi Band 3など昼の睡眠を記録してくれないものもあるので…。)
睡眠も歩数も当日だけでなくちゃんと週や月での表示もできるので、あとからまとめて振り返るのも簡単です。
足に装着してランニング分析
Honor Band 4 Running Editionの大きな特徴が6軸センサーを搭載しているということです。本体を靴に装着して走ることで、自分のランニングを分析できます。
専用のアタッチメントが付属しており、それを使って本体を靴紐部分に固定します。ランニング系の大会に出る人ならランニングチップを付けることもあると思いますが、同じように装着します。
アタッチメントに装着すると自動でランニングモードになります。タッチボタン長押しでスタートです。活動中もタッチすれば経過時間などを確認できます。あまり使うことはないと思いますが。
ランニング分析では通常のスマートバンドでもあるような距離や時間以外に、接地時間や着地衝撃、スイング角度なども表示してくれます。
データだけでなく、そこから分析と提案もしてくれます。これをそのまま鵜呑みにするのもどうかと思いますが、自分のランニング理論と合わせて考えていくと良さそうです。
自分のランニングをこうしてグラフで可視化すると面白いですね。これを走りに活かせるかどうかは自分次第ですけど。
まとめ:ランナーに使ってほしいスマートバンド
普段ランニングをしてる人は、既にランニング用の時計を持っていると思います。これにスマートバンドを追加すると腕に複数のバンドを付けることになってしまいます。これはあまりいい気分じゃないですよね。
その点、Honor Band 4 Running Editionは普段は腕につけて、走るときには靴に装着して腕にはこれまでと同様にランニング用の時計を付ければOKです。なのでランニング用の時計とスマートバンドを無理なく両立させることができます。これは地味ですが重要なことです。
スマートバンドとしては心拍計やGPSが付いてませんが、それはランニング用の時計にも付いてますから、ちゃんと役割分担できます。こういったことを含めて、このHonor Band 4 Running Editionは本当にランナー向けのスマートバンドだな、と感じます。
逆に言えば、普段ランニングしてなくて、これからスマートバンド使って健康に気をつけて運動したい、という人はもっと機能の多いスマートバンドを買ったほうがいいかもしれません。それ1つで充分でしょうから。Honor Band 4 Running Editionはランニング用の時計を持っている人がプラスで持つスマートバンドと言ってもいいかもしれません。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。