ちょうど1ヶ月ほど前にEXPANSYS(エクスパンシス)から購入したSmartBand2が、どうやら初期不良だったようなので連絡して返品交換してもらいました。初期不良品に合うというのは珍しい話ではありませんが、ちょうどいい経験になったので返品交換の手順を書き残しておきます。私も先人の記録を大いに参考にさせていただきました。感謝です。
目次(見たいところからチェック!)
- 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
購入から返品交換までのタイムライン
まず最初に、購入してから返品し、交換品が届くまでの流れを時系列でまとめてみます。
2018/09/06 21:31 | EXPANSYSサイトで購入 |
2018/09/07 11:30 | EXPANSYSより発送メール |
2018/09/18 13:30 | SmartBand2到着 |
2018/09/21 01:01 | EXPANSYSに初期不良の問い合わせメール送信 |
2018/09/21 15:40 | EXPANSYSより返信。DHLで送るように指示 |
2018/09/21 22:54 | DHLで運送状作成、集荷依頼 |
2018/09/22 12:00 | 佐川急便がやってきて集荷 |
2018/09/22 12:50 | EXPANSYSへ送ったことをメールで報告 |
2018/09/24 13:45 | EXPANSYSから確認メール |
2018/09/26 11:15 | EXPANSYSへ返品したSmartBandが到着 |
2018/09/26 16:57 | EXPANSYSから到着した旨のメール |
2018/10/04 16:10 | EXPANSYSから発送メール |
2018/10/18 11:50 | 交換品到着 |
基本的にやり取り自体はスムーズで、向こうからこちらへの輸送の時間がかなり長くなってます。
EXPANSYSでの返品交換の流れ
上では細かく流れを書いていますが、返品交換する際の手順はシンプルです。手順は。
- EXPANSYSの問い合わせ先にメール
- 指示に従ってDHLで商品を発送
- 交換品が届く
問い合わせ自体は日本語で大丈夫なので簡単なのですが、DHLで発送というのがなかなか面倒でした。1つ1つやり方を書いていきましょう。
EXPANSYSへメール
まずは返品交換したい旨をEXPANSYSに連絡します。EXPANSYSの問い合わせ先は以下のページに書かれています。
まぁ、jp-sales@expansys.comへメールすればいいだけです。日本語でOKです。
はじめまして
9月6日にSony SmartBand 2 SWR12を購入した宮城島と申します。
オーダー番号:****-****-****
9月7日に発送され、9月18日に無事商品が届いたのですが、どうにも初期不良のようです。
機能としては問題ないのですが、バッテリー消費が極端に早いです。
(略)
以上のことから、修理もしくは交換、または返金をお願いします。
よろしくお願いします。
とりあえず、自分の購入日と商品名、そしてオーダー番号は書きましょう。それで向こうも照会できるはずです。ほかには、返品理由として不良部分がわかるような画像などあるといいと思います。ちなみに私の場合はバッテリー消費が異常(公称2日もつのが2時間で50%減ったり、酷いときには5分で20%減りました。)だったので、管理アプリのスクリーンショット画像を送りました。
私の場合は9/7に発送されたのでそこから14日、9/21まででした。しかし商品が到着したのは9/18なので、猶予は実質3日でした。この間に初期不良を確認し、連絡しなくてはなりません。
メールを送ったあとは、わりとすぐに返信が来ます。ここは定型文のようで、ほかのサイトでも同じ文が掲載されていますね。
メールの内容としては、DHLの着払いでEXPANSYSまで送るようにという指示が書かれています。注意事項等も書かれているので、一通り目を通しましょう。
DHLへ集荷依頼
一番面倒なのがこの「DHLへ集荷依頼して発送する」という手順です。海外からの荷物がDHLで届くのは経験したことがある人も多いと思いますが、自分で発送するなんてめったにないですよね。
運送状の作成
DHLでの集荷・発送は、ヤマトや佐川での国内配送のように「電話などで頼んで家まで来てもらい、ちょこっと伝票を書いて荷物を渡したら終わり」ではありません。まずは運送状を作成する必要があります。海外発送は面倒なんです。
このあたり、DHLに電話してやりとりする方法もありますが、私はネット上で作業しました。ネットなら夜中に作業しても大丈夫ですしね。
まずはDHLのEコマースツールのページにアクセスして、運送状を作成します。一連の流れで集荷依頼もできます。
ページの「DHL Eメールシップのダウンロードはこちらから」をクリックし、出てきた中の「DHL Eメールシップ PDF」をダウンロードします。ほかのファイルも一応ダウンロードして目を通したほうがいいです。なお、このPDFファイルはファイル名を変更しないようにしてください。
このPDFファイルは自分で記入できるようになっているので、Acrobatなどで開いて必要事項を入力していきます。入力は全て半角英数字で行います。
PDFファイルは「運送状フォーム」「インボイス」「集荷依頼フォーム」の3ページあります。
運送状フォーム
- 請求先アカウント番号
- EXPANSYSからのメールにあったDHLにおけるEXPANSYSのアカウントナンバーを入力します。これを入力することで支払いなし(着払い)になります。
- From (Shipper/荷送人)
- 自分の住所などです。電話番号は日本の場合は+81を付け、そのあとは最初の0を抜かしたものを入力します。
- 輸出用アカウント番号
- 請求先アカウント番号と同じ
- リファレンス
- EXPANSYSのオーダー番号を入力
- To (荷受人)
- 相手先、EXPANSYSの住所などです。EXPANSYSからのメールに書いてあります。
- 書類/非書類
- International NonDocument
- Shipment details / 貨物重量・寸法・個数
- 発送するものの個数や重量です。だいたいで大丈夫です。
- Full description of contents / 貨物明細
- 発送するものの具体的な中身です。EXPANSYSからのメールにも書かれていますが、スマホなどリチウムイオンバッテリー搭載の場合はここに「-Lithium ion batteries in compliance with Section II of PI967(4 cells /2 batteries or less)」と入力します。
- Declared value / 税関申告価格
- 商品の価格を入力します。だいたいでOKです。
- 輸出形態
- 通常輸出
- 輸入関税等請求先
- 荷受人
インボイス
インボイスはだいたいの項目は運送状フォームから自動で入力されます。
- リファレンス
- EXPANSYSのオーダー番号
- 貿易条件
- FCA -Free Carrier
- 備考
- 運送状の貨物明細で入力したものと同じ。交換の場合はReplaceと入力
- 品目詳細
- 発送するものの名前や個数など。単位はいろいろあるけど「pc」で。
集荷依頼フォーム
集荷依頼のために、DHLに来てほしい場所の住所や時間などを入力します。基本的には「荷送人情報をコピー」で自動入力されます。DHLは基本的に昼間しか集荷してくれないので、職場などで集荷してもらいたい場合はその情報を入力し直しましょう。「輸出用アカウント番号」は運送状で入力したEXPANSYSのアカウントナンバーです。
運送状と集荷依頼を送る
全部入力し終わったら、作成した運送状と集荷依頼を送信します。
運送状フォームの右上にある「運送状依頼」「集荷予約」にチェックを入れ、「DHLに送信」をクリックします。これでメールが起動して添付ファイルも自動で付きます。
起動しない場合は、dhl_emailship_pdfclient_jp_data.xml というファイルの保存になるので、まずはそれを保存します。
続いて自分でメールソフトを起動して、emailship@dhl.com を宛先に、件名を JP:Shipment and Pickup Request とし、先ほど保存したxmlファイルを添付して送信します。本文は何も書かないでOKです。
運送状などの印刷
運送状と集荷依頼がうまくいけば、5分程度でDHLからメールがきます。
添付ファイルが3つあります。
- awb**********.pdf…DHL運送状です。(1)バーコードが3つ印刷された運送状(荷物貼付用)(2)バーコードが1つ印刷された運送状(DHL控え用)の2つあります。
- awb**********_receipt.pdf…お客様控え
- awb**********_invoice.pdf…インボイスです。2部印刷し、ドライバーに渡します。
これらをすべてA4用紙に印刷します。私はプリンタを持ってないのでコンビニで印刷してきました。インボイスは2部印刷することに注意です。
また、EXPANSYSからの指示メールで同封するメモがあるので、それも印刷しておきます。
Name: ◯◯◯◯◯◯
Ref: ****-****-****(J*******)
Contact: *****@gmail.com
□ replace (交換) / □ refund (返金)
————————————————
replaceとrefundのどちらかにチェックを入れます。これを返品する荷物に入れて、集荷を待ちます。
集荷
あとは集荷を待って、DHLの方に荷物を預ければOKです。私の場合は集荷が土曜日だったせいか、DHLではなく佐川急便の方が来ました。(おそらく土日の集荷は委託されているのでしょう。)佐川のお兄さんに荷物と一緒に書類も渡したのですが、ちょっとよくわかってないようで戸惑ってました。「わかりました、とりあえずお預かりします!」と一緒に持っていったので若干不安が残りましたが、ちゃんと届いたのでOKです。
荷物を預けたら、awb**********_receipt.pdfに書かれていた「Air Waybill Number」をEXPANSYSにメールで伝えます。
これであとはもう自分でやることはありません。お疲れ様でした。
「Air Waybill Number」はトラッキング番号のことなので、これをDHLのウェブサイトで入力すれば輸送状況を確認できます。(土曜に集荷してもらいましたが、やはりDHL的には平日受付になるようです。)また、荷物が届いたときにはその旨がメールで連絡きます。
あとはひたすら待つ
荷物がEXPANSYSに到着するとメールが送られてきます。このあと不良の具合などを判断されるのですが、全ての処理に約7営業日かそれ以上かかるようです。じっくり待ちましょう。
私の場合は特に問題もなく交換が認められたようで、10/4(EXPANSYS到着から6営業日目)に発送連絡が来ました。
そして本日10/18に交換品が到着しました。長かった…。
送られてきたものは以前のものとは若干パッケージが違う(iOS 8.2対応のシールが貼られている)ので、返品したものがそのまま送り返されたわけではないというのがわかります。
とりあえず接続して動作確認はしましたが、バッテリーなどがどうなのか、まだ未確認です。前のも1,2日使ってわかったので…。これを待っている間にMi Band 3を買い直すなどしてしまいました。今は両手にスマートバンドを付けて生活しています。
まとめ
EXPANSYSでの返品については、過去に同様のブログ記事などが多くあります。時期もバラバラで、内容も微妙に違うところが多かったので戸惑う場面もありましたが、以下の記事が大変参考になりました。
http://avocadroid.blog.fc2.com/blog-entry-127.html
とりあえずDHLさえなんとかなれば、あとは簡単です。海外に発送するというのがこんなに面倒だとは、勉強になりました。初期不良なんて無いに越したことはないのですが、これで次に同じことがあってもすぐに対応できそうです。