BlackBerry KEY2のレポート、今回はレビューと言うほどではありませんが、ホーム画面やプリインストールされているアプリ、設定画面などを紹介していきます。
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ホーム画面
ホームアプリは『BlackBerry Launcher』という独自のものになっています。購入直後は3画面構成になっています。
アイコンの下にインジケータのあるものは、アイコンをスワイプすることでウィジェットを一時的に呼び出せるという面白い機能もあります。
プリインストールアプリはそれなりに入っています。ただ必要ないアプリというよりはBlackBerry独自の機能とも言えるアプリがあるので、まずは使ってみないとわからない、といったものです。
ドロワーのアプリは非表示もでき、並び順も新しい順や使用頻度順など選べます。
最初はちょっと癖の強いホームアプリかなと思ったのですが、使っているうちに意外と「これでもいいかな」と思えてきました。ただPlayストアからアプリをインストールするとそのアイコンがホーム画面に追加されてしまい、それをオフにする設定が見つかりませんでした。(Android 8.0から、この設定はPlayストアではなくホームアプリへと移っています。)
設定画面
設定画面はAndroid 8.1そのままといった印象です。目立つ追加項目は「ショートカットとジェスチャ」でしょうか。BlackBerry KEY2は便利ボタンや物理キーボードを使ったショートカットが優秀で、その設定ができます。
□キーで表示される「最近のアプリ」の表示が3種類から選べるのは面白いです。
…
ちょっと困ったのが、左上のネットワーク名の表示。これを非表示にする設定が見つかりません。何かしらほかの通知アイコンが表示されるときは消えますが、それ以外は常時表示されています。BlackBerry KEY2 BlackはシングルSIMですし、ネットワーク名が表示されていてもさほど意味はないので、どうにかしたいところです。
ストレージとメモリ
ストレージは128GBあり、MicroSDカードも使えるので大抵の人には十分でしょう。メモリは6GBで、だいたい40-45%を使用しています。なかなか余裕ありますね。
ベンチマーク
各種ベンチマーク結果は以下の通り。
AnTuTuの結果は、他のサイトだと14万点に届くくらいまであるようです。
他いくつかの端末と合わせてまとめると以下のようになります。
SoC | Antutu | Geekbench | 3DMark | |||
---|---|---|---|---|---|---|
Single | Multi | Battery | ||||
ZenFone 5 (ZE620KL) AIブースト | Snapdragon 636 | 139980 | 1493 | 5471 | 963 | |
Huawei P9 | Kirin 955 | 133470 | 1608 | 6008 | 2312 | 962 |
BlackBerry KEY2 | Snapdragon 660 | 129708 | 1629 | 5549 | 4260 | 1209 |
AQUOS R compact SH-M06 | Snapdragon 660 | 127141 | 1628 | 4560 | 3215 | 1318 |
ZenFone 5 (ZE620KL) | Snapdragon 636 | 125019 | 1322 | 4892 | 3376 | 949 |
AQUOS R compactと同じSnapdragon660を搭載しているので、ベンチマーク結果も似たようなものです。このクラスは現在ミドルからハイミドルと言われるものですが、通常の操作ではまず不満はありません。ハイスペックを要求するようなゲームでは厳しいところもあるでしょうが、BlackBerry KEY2の使い方を考えればそういった用途ではないので問題ないでしょう。
Geekbench 4によるバッテリーテストでは4260点を記録。バッテリーが0%になるまで7時間6分でした。これはなかなか優秀なほうでしょう。
ナビゲーションバー
ところでこのBlackBerry KEY2、ナビゲーションバーもあるのですが、ここは通常の画面とは別扱いになっているようで、スクリーンショットには表示されません。スペック表にある4.5インチ(1620 x 1080 ピクセル)というのはナビゲーションバーを含まないものです。何も操作しないと表示も消えます。パッと見でスッキリ見えるのでこういうのもいいですね。
まとめ
BlackBerry KEY2には通常のAndroid端末に、多くの独自機能があります。ただしそれらを意識しなければ(使わなければ)見た目も含めて素のAndroidに近いと感じます。そういう意味ではメーカー独自のカスタマイズをゴリゴリにやっている端末に比べ使いやすいと言えます。
ただ、使いこなすには(キーボードも含めて)覚えることが多くてなかなか難しそうです。慣れてくればすごく良くなりそうですけどね。