AquaMozc for BlackBerryはBlackBerry KEYone/KEY2/PRIVに最適化された日本語入力(IME)アプリです。BlackBerry KEY2などは独自の物理QWERTYキーボードを備えており、専用のIMEアプリもインストールされていますが、本アプリはよりPCライクに使用できるように設計されています。
なお、2018年9月17日現在で1,620円の有料アプリとなります。
- 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
キーボードレイアウトを変更
AquaMozc for BlackBerryにはKEYone/PRIVとKEY2の2つのモードが用意されており、使用する端末によって選択するようになっています。それぞれキーボードのレイアウトが上手のように変更されるほか、いくつかの機能が使えるようになります。
これだけみると「わー、また覚えることがたくさんあるー」と思ってしまいますが、PCのキーボードに慣れている方ならすぐにこれにも慣れられると思います。
変換候補を入力中のテキスト直下に表示
AquaMozcでは、入力中(変換待ち)のテキストの変換候補をその直下に表示できます。従来の日本語入力アプリでは画面下部に表示されることが多かったのですが、よりPCライクな表示になります。候補からの選択はPCのようにスペースキーで順番に移動できます。
タッチのほうが早いと言えば早いので、普通に画面下部に表示することもできます。
BlackBerry端末のように物理キーボードがあると、キーボード部分を見ること無く入力(ブラインドタッチ?)もできるので、そういった場合には画面下部に候補が表示されるよりもテキスト直下に表示されたほうが視線の移動も少なくていいのかもしれません。
アルファベット・カタカナ変換
ctrl+P/O/I/Uでアルファベットやカタカナ変換が使えます。PCで言えば変換中にF7を押すとカタカナに変換されるようなあれです。これのおかげで、日本語モードで英語を入力し、ctrl+U→ctrl++Iで半角アルファベットにできたりします。日本語モードと英語モードを切り替えるのが面倒という私のような人には便利な機能です。
まだある便利機能
本アプリはGoogle日本語入力アプリのオープンソース版として公開されているMozcというものを利用して作られています。なので変換能力はオフライン版のGoogle日本語入力と言えるようなものです。Google日本語入力のユーザー辞書をインポートすることもできます。
また、先述のほかにも、BlackBerryのタッチジェスチャによるカーソルキーの移動に対応(実験中)していたり、ctrl+バックスペースで再変換できたりと、いくつもの機能があります。
1,620円というなかなか高額なアプリですが、BlackBerryの物理キーボードを使う人にとってはそれだけの価値が十分にあるアプリです。Google Playの有料アプリは購入後2時間以内であれば返金できますが、私は30分もしないで気に入りました。とは言っても日本語入力アプリは個々人で好みもあるので、購入したらまずは1時間くらいじっくりと使ってみて自分に合うか確かめたほうがいいでしょう。
AquaMozc for BlackBerry-
制作: Aquamarine Networks.Google Playでダウンロード