Geekbuyingより、Xiaomiの新しいスマートバンド「Mi Band 3」をレビュー用に提供していただき、1週間と少し使用しています。
スマートバンドとして重要な軽さや装着感は良好、そしてディスプレイをタッチして操作や表示切り替えができるので通知も使いやすいと、なかなか気に入っています。管理アプリで睡眠や歩数の記録を見直すときも、見やすく必要な情報が揃っているのでGoodです。
目次(見たいところからチェック!)
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Mi Band 3の概要
Mi Band 3は活動量計やスマートバンドと呼ばれるもので、歩数や睡眠時間を記録するほか、スマホと連携して通知を確認したりすることもできます。
XiaomiのMi Bandとしては3代目にあたり、0.78インチの有機ELディスプレイはタッチ操作が可能になっています。20gという軽量で、バッテリーは20日もつというのがストロングポイントです。
ディスプレイ:0.78インチ OLEDタッチディスプレイ(128×80)
バッテリー:リチウムポリマー電池110mAh
待機時間:約20日間
Bluetooth:V4.2
防水性能:5ATM(5気圧防水)
対応OS:Android 4.4 / iOS 9.0 以上
大きさ:46.9 x 17.9 x 12 mm
バンドサイズ:247 mm(155-216 mmで調整)
重量:20g(本体8.5g)
外観
Mi Band 3の本体はつまめるほどの小ささです。
シリコンバンドをつけて腕時計のように装着します。
このバンドは黒の他に赤や青などいくつかあります。また、Mi Band 2のときも他社から様々な種類のバンドが出ていたので、今回も時間が経てば種類は増えていくと思われます。個人的にはバンド部分が紐くらいに細くなったものが欲しいのですが、未発見です。
滑らかにラウンドした本体
私はMi Band 2を持っていないので直接比べられないのですが、Mi Bandでは文字盤の面が平らのように見えるのに対しMi Band 3はラウンドしており角がなくなっています。そのため非常に滑らかで先進的に見えます。
外での視認性は難あり
室内では問題ないのですが、晴れた外では画面の表示はほとんど見えません。時計の大きな文字はなんとか見えますが、小さい文字はチラッと見ただけではわかりません。昼に外を歩くことが多い人には時計としての用途は厳しいでしょう。
このほか、外観については開封の儀でも写真をいくつか載せているので参考にしてください。
装着感
Mi Band 3のシリコンバンドはリングを通して先を1箇所パチンとはめるタイプです。片手で簡単に留め外しできます。本体は20gしかありませんし、大きさや厚さも気になるものではありません。普段はつけていることを忘れてしまうくらいです。
ただ、やはり夏になると暑さが気になります。軽く汗をかくくらいに蒸し暑いと、どうにも装着部分が気になってしまいます。まぁ普段から時計をしている人であれば気にならないと思いますが。AMAZFIT Equatorのような、線とも言えるほど細いバンドも欲しくなります。
Mi Band 3でできること
Mi Band 3は歩数や睡眠など様々なものを記録します。本体のみで可能なことと、スマホアプリを使って確認できるものがあります。
- 時刻の表示
- 歩数計
- 心拍計
- 3日間の天気予報表示
- アプリからの通知表示(5件まで)
- ストップウォッチ
- スマホをマナーモードに変更
- スマホを探す
通知は5件まで表示
スマホの通知はLINEやTwitterなど、大抵のものは表示できます。全部で5件まで記録され、それ以上になると順に上書きされていきます。日本語の表示もOKですが、絵文字などは文字化け表示となります。文字数も制限があるようですが、ちょっとした確認程度だったらこれで充分でしょう。
時計のスキンは3種類
Mi Band 3で表示できる時計画面のスキンは3種類あります。
個人的には3つ目の表示が数字も大きくて好きなのですが、なんだかんだ歩数が気になるので2番目のもので使っています。
アプリ
Mi Fit-
制作: Anhui Huami Information Technology Co.,Ltd.価格: 無料 (2018/7/1 時点)
Mi Band 3の管理アプリはこれまでと同じ『Mi Fit』になります。このアプリは日本語に完全対応しているので、使い方も迷うことはありません。
アプリのホーム画面では「今日」の状態をまとめてチェックできます。歩数や睡眠時間だけでなく、心拍数も自動的に記録してくれます。
歩数と距離の記録
歩数の詳細では、それがゆっくり歩きだったのかランニングだったのか等、かなり細かく記録しています。この日はオリエンテーリングで公園内を走ったのですが、それがまさに距離約3.5kmでタイムが23分でした。
記録をまとめて、日・週・月ごとの記録として確認できます。
ライフログ系のアプリはこうした過去の記録を振り返るのが重要です。この画面が見にくかったり、自分の望むデータが見られないと厳しいです。Mi Fitはグラフも見やすく、使いやすいと感じます。
睡眠にアドバイス
睡眠記録もバッチリ自動記録です。ちゃんと深い睡眠と浅い睡眠も記録されています。入眠時刻や起床時刻はあとから編集することも可能ですが、けっこう正確なので安心できます。
また、睡眠の記録をほかのユーザー全体と比べてどうなのかも表示してくれ、その結果としてアドバイスというか苦言というかを表示してくれます。いや、22時までに就寝というのはなかなか厳しいと思うのですが…。
Mi Bandの設定
記録を閲覧するだけでなく、バンドの設定もアプリから可能です。
アプリの通知は自分で通知するためのアプリを選ぶ方式です。対象となるアプリは特に制限なく、スマホにインストールされているアプリから選べます。
心拍数の自動検出は頻度やパターンを変更できます。ここはバッテリーのもちにも関係するところです。もしよりバッテリーをもたせたいと思うのなら、心拍数検出は無しでもいいかもしれません。普通に生活していて心拍数の1日の変化をどう活かすかというと難しくなりますし…。
こうしたスマートバンドは、ぶっちゃけアプリの出来で使えるか使えないか変わってきます。そういう意味では、Mi Fitはよく出来ており、使いやすいです。人によって合う合わないはあると思いますが、多くの人に受け入れられやすいと思います。
バッテリー
Mi Band 3の充電は専用のアダプタケーブルでUSB接続して行います。専用ケーブルが必要というのが残念ですが、このケーブルだけでも500円程度で購入できるので、必要な方は複数用意しておくといいでしょう。
20日間もつというバッテリーですが、使用9日目で残り53%でした。心拍数は24時間計測にしており、この写真を撮る前にいろいろいじっていたことを考えると、だいたい20日間というのは本当のようです。
バンドから本体を外して充電というのは面倒ですが、ここまで持つのであれば頻度も多くはないのでいいですね。
英語化について
今回レビュー用に提供していただいたものは中国版です。これとは別にグローバル版もありますが、中国版はマニュアルも本体の表示も中国語です。意味は大体わかるので使用に関しては特に問題はありません。
また、Geekbuyingの商品ページには2018年7月1日現在、以下のように書かれています。
Xiaomi will update the system of Mi Band 3 in about mid-July, by then it can support English and Spanish, in addition, it will also add Russian in late-July. On the occasion, all you should do is on-line operation and update the built-in software, then everything will be ok.
Xiaomi Mi Band 3 Smart Bracelet
これによると7月中旬にXiaomiはアップデートを予定しており、そこで英語とスペイン語がサポートされる、そして7月下旬にはロシア語がサポートされるようです。英語で表示できるようになれば、よりわかりやすくなると思います。
また、現時点でも一応英語化する方法が下記サイトの記事に書かれています。待てば英語化されるのであまりおすすめするわけではありませんが、出来ないことはないようですね。
まとめ
バッテリーももつし軽くてアプリも使いやすい。弱点と言えるものは外での視認性くらいです。価格は2018年7月1日現在で4,000円弱と、初代のMi Bandから少しずつ高くなっているのは気になるところですが、できること・性能からみればまだ安いと言えます。
Amazonなどでも聞いたことのないようなメーカーの似たようなスマートバンドがたくさんあります。価格も似たようなものだったりするのですが、アプリ含めて全体的な出来を考えると、Mi Bandのほうがおすすめできます。まだスマートバンドや活動量計を使ったことが無いという人にも、最初のスマートバンドとしていい製品だと思います。
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