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Android P Betaがリリース!Xperia XZ2やEssential Phone PH‑1でもインストール可能

5月8日(日本時間5月9日)よりGoogleの開発者向けカンファレンスGoogle I/Oが開幕しました。その中で次期Androidメジャーバージョンである「Android P」のベータ版(Developer Preview 2)が発表され、その内容についても語られました。

Android P Betaはすでに試すことができるようになっていますが、今回よりGoogleのPixel端末だけでなく、Essential Phoneなどいくつかの機種でも適用できるようになっています。

Android Pの新機能について、いくつか重要なものを紹介します。

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Adaptive Battery

Adaptive Batteryはバッテリー最適化機能の1つです。機械学習によってアプリを「アクティブ」から「レア」までの4つに分け、システムリソースの優先度を決定します。この4つのグループに属するアプリは時間帯などによって変わるようで、その時その時でユーザーに最適なものが選ばれます。アクティブに属さないアプリについては、アラームやネットワークなどで制限があります。

簡単に言えば、「この時間によく使うアプリ」を機械学習で選別し、それを優先する、逆に言えば使わないアプリの優先度を下げてバッテリーを節約する、というものです。

App Actions

App Actionsは次に使うアプリのサジェッション機能です。ランチャーやスマートテキストの選択、Google Play、Google検索アプリ、アシスタントといった場面で表示されるもので、これも機械学習によりコンテキストまたは最近のやりとりに基づいて適切なアプリだけをユーザーに表示します。

New system navigation

ナビゲーションバーが新しくなります。ホームボタンは◯から角丸の短い横棒のようなものになり、これまで□キーとしてあったマルチタスク(アプリ履歴)キーがホームボタンのジェスチャー(スワイプ)に取って代わられます。タスク一覧もこれまでのカードスタック型からiPhoneのような大きなサムネイルが横並びになったものになります。

digital wellbeing

digital wellbeingというのは、デジタルの幸福、生活と技術のより良い付き合い方とでも言うものでしょうか、技術は生活を助け、阻害してはいけないというものです。このために「Dashboard」「App Timer」「Wind Down」という3つの機能が加わります。

Dashboard

Dashboardはどれだけスマホを使っているのか、アプリの稼働時間やアンロック回数、通知の回数などを記録し、表示できる機能です。ライフログ系アプリのようなものですね。

App Timer

App Timerはアプリそれぞれに制限時間を設け、その時間が近づくとアイコンをグレーアウトさせたりできます。子ども向けのスマホなどにこういったアプリ制限の機能がありますね。

Wind Down


Wind Downは夜になると画面が白黒になり、就寝を促すような機能です。

Pixel以外の端末でもダウンロード可能

Android P Beta (Developer Preview 2) はこれまでのGoogle Pixel端末だけでなく、パートナーの端末でも利用可能です。ダウンロード可能な端末は以下の通り。

このうち、日本で直接販売しているものはありません。Xperia XZ2については日本での発売の可能性は高いですが、日本のキャリア版がこの対象になるかは不明ですし、望みは薄そうです。

Essential PH‑1については、日本で直接販売はしていないものの、先日より公式サイトから購入・日本発送も可能となっていますし、Amazon.comなどでも購入可能なので入手難度は低めです。いわゆる技適も付いているので、今現在で法を遵守してAndroid Pを試すにはEssential PH‑1がいいでしょう。ただし、Essential Phoneの公式サイトにも書いてあるのですが、制限事項や使用できないものが多くあるようで、ベータ版としても完全には機能しないようです。

以下のページに、Essential PhoneでのAndroid P Betaの導入手順や注意点がまとめられています。ご参考に。

まとめ

Android Pは(DP1時点の情報では)6月にPreview 3と4、最終的に2018年のQ3(7月から9月)に正式リリースされる予定となっています。Android Pの新機能は今回紹介した以外にもまだありますが、おいおい紹介できればと思います。

参考情報

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