Yahoo! JAPANは2018年6月1日以降に、インターネット通信暗号化方式「TLS1.0」および「TLS1.1」のサポートを順次終了すると発表しました。
これにより、「TLS1.2」に対応していない古いブラウザーやパソコン、スマートフォンなどからYahoo! JAPANが提供する全ウェブサービス(WebAPIを含む)を利用できなくなります。
いきなり全てのサービスが利用不可になるわけではありませんが、6月30日までにはヤフオク!における入札など、いくつかの機能が利用できなくなり、その後順次ほかのサービスも利用できなくなるようです。
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対象環境か確認する方法
今回の変更で影響を受けるのはインターネット通信暗号化方式「TLS1.2」に対応していないブラウザーや機器となります。Androidの場合は、OSがのバージョンがAndroid 4.0.4以前のもの、そしてAndroid 4.1~4.4.4の標準ブラウザがこれに当たるようです。
具体的には、Yahoo! JAPANの今回のお知らせのページにアクセスすると、そのアクセスした環境が対象かどうか表示されます。
左:Xperia X Compact(android 8.0) 右:Xperia P(Android 4.1)
使用できなくなるサービス
サービスが利用できなくなるのは一部が2018年6月1日以降で、将来的にはYahoo! JAPANのすべてのサービスが利用不可になります。2018年6月1日から6月30日までに、利用できなくなるサービスは以下の通り。
- ヤフオク!アプリ
- ヤフオク!における入札
- Yahoo!ショッピングアプリ(Android版)からヤフオク!商品への入札
- Yahoo!ショッピングアプリ(Android版)商品ページ、注文履歴の「注文に進む」ボタン
※カートに入れて購入することは可能です - Yahoo!ウォレットにおけるクレジットカード登録/登録情報の更新、参照
- Yahoo!ウォレットにおける銀行口座の登録/登録情報の更新、参照
- Yahoo!かんたん決済を使ったお支払い
- Yahoo!公金支払い
今回の発表はYahoo! JAPANのものですが、今後同じようにセキュリティ上の問題で古い端末やブラウザでは利用できなくなるサービスも増えてくると思われます。OSアップデートのないまま2年3年経った端末は危険も増えていきます。対象端末だった人は、これを機会に最新端末に買い替えてみてはどうでしょうか。