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AMAZFIT Stratos レビュー:心拍計もGPSもしっかり「使える」スポーツ用防水スマートウォッチ

Banggoodより、Huamiのスポーツ向けスマートウォッチAMAZFIT Stratosをレビュー用に提供していただきました。GPSもついて走ったルートをスマホで確認できたり、心拍数も記録できる、もちろん防水性能もありという、本格的にスポーツ用として使えるスマートウォッチです。

元々は中国語バージョンが先行発売されていましたが、今回提供してもらったのは英語表示バージョンです。さすがに日本語表示はできませんし、マニュアルやアプリも全て英語ですが、自分で使い方を探っていくのもまた面白いですね。

International Version Xiaomi Huami AMAZFIT Stratos Sports Smart Watch 2
Huami

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AMAZFIT Stratosの特徴とスペック

AMAZFIT StratosはHuamiというところから出ているスマートウォッチです。どこか似た名前を思い浮かべますが、HuamiはXiaomiが出資しているメーカーで、ウェアラブル系デバイスを手がけています。その中のブランドの1つがAMAZFITです。なので「Xiaomi Huami Amazfit Stratos」という、どこがメーカー名でどこがブランド名でどこが製品名なのかよくわからなくなっています…。

製品名 Amazfit Stratos
バッテリー 290mAh
無線接続 Bluetooth 4.0 BLE / Wi-Fi
ストレージ 4GB (ユーザー領域 2.57GB)
防水性能 5ATM / 50m / 164ft
ディスプレイ 1.34インチ 320×300 (color LCD touch screen)
重量 70g

Amazfit Stratosはスポーツ向けのスマートウォッチです。上の画像にあるようなランニングやウォーキング、サイクリングにスイミングといったスポーツがあらかじめ11個登録されており、それらを選んで記録をつけることができます。

「走る」「泳ぐ」といった基本的なものしか登録されていませんが、「トライアスロン」「トレイルランニング」といったものが含まれているのが、この製品の対象ユーザーを現していますね。(サッカーやバスケといったタイムを計らないような競技はありません。)

これらの運動を記録するときはGPSでルートも記録されます。あとから自分が走ったルートを確認したり、細かい分析もスマホのアプリで可能です。

このほか、キーとなる機能は上記のとおりです。スマホからの通知を受けるのが主なスマートウォッチとは、ターゲット層がだいぶ違う気がします。

開封と外観

箱の外側を覆う面は製品写真が大きく印刷され、機能のロゴなどが描かれていますが、それを取り外すと真っ白でシンプルな箱となります。

箱を開けるとまずAmazfit Stratos本体が。そしてその下にマニュアルと充電ユニットが入っています。

同梱物は本体とまニュル、充電台だけと、かなりシンプルです。

側面から。ディスプレイはタッチ操作可能ですが、3つの物理ボタンがあり、これらも併用して操作していきます。

背面には充電用の端子と、中央に心拍測定用のセンサーが付いています。この部分が若干出っ張っていますが、装着してみるとまったく気になりません。

スマホとペアリングして使用

Amazfit Stratosはスマートウォッチなので、スマホとペアリングして使います。コンパニオンアプリとして『Amazfit Watch』もしくは『Mi Fit』と連携できます。

Amazfit Watch
制作: Huami
価格: 無料

Playストアで確認

Mi Fit
制作: Anhui Huami Information Technology Co.,Ltd.
価格: 無料 (2018/3/21 時点)

Amazonで確認

アプリではそれまでの歩数やアクティビティ、睡眠の記録を確認したり、時計本体のバッテリーやストレージ状況を確認できます。ウォッチフェイスを変更することも可能で、デフォルトでは14種類が用意されています。

いくつかの設定もここで可能です。最初わからなかったのが「天気の単位を摂氏にすること」だったのですが、それもこの設定からアプリ設定→天気→単位で可能でした。

睡眠を自動で記録

時計をしたまま眠れば、睡眠の様子を自動で記録してくれます。深い睡眠、浅い睡眠、途中で起きたなど、しっかり記録してくれます。記録のはじめと終わりになにかしらの操作が必要なわけではなく、自動で記録してくれます。また、腕ではなくポケットにれて寝てみたのですが、それでもちゃんと記録されていました。

スポーツの記録を取る

Amazfit Stratosはスポーツ向けであり、各種アクティビティの記録も取れます。実際に筑波山にゆる登山したときに使ってみました。

運動中は経過時間や心拍数、距離などがリアルタイムで表示されます。こういった数字が並んでいる画面はカッコいいですよね。また、画面はロックされており、運動中になにかに当たったとしてもそれで誤動作することはありません。

GPSでのルートもリアルタイムで更新され記録されていきます。まぁ地図が表示されるわけではないので、これでナビゲーションすることはできません。前通ったところに来たのなら、それはわかるかもしれませんが…。

運動の記録はあとでスマホで確認できます。ルートはちゃんと地図上で示されますし、心拍数や高度、スピードといったデータもグラフでわかりやすく表示されます。これだけあれば、本格的なトレーニング用の時計として十分使えます。

バッテリーは5日以上もつ

バッテリーは、通常の使用で5日、基本的な待機で11日もつと公式サイトに書かれています。

実際に使用した期間では、私がそれほど動かないということもありますが、だいたい1日に10%程度の消費しかなく、筑波山のゆる登山で3時間ほどのアクティビティがあった日でも20%程度の消費でした。だいたい公称どおりといったところでしょうか。

これまでAndroid Wear (Wear OS by Google)のスマートウォッチはいくつか触れてきましたが、それらに比べると圧倒的にバッテリーの持ちがいいです。それほど出歩かない人であれば1週間に1回の充電で十分でしょう。

単体での音楽再生も可能

充電台をPCに繋げば内部ストレージに音楽ファイルを入れることもできます。そうして移動した音楽は、Bluetoothイヤホンと接続して再生可能です。ランニングするときにスマホを持ち出さなくても、このAmazfit StratosとBluetoothイヤホンだけで、GPSとタイムの記録を取りながら音楽も聴けてしまいます。

音楽を聞きながら走りたいという人には、これは便利な機能です。本体のストレージ容量は4GBですが、そのうち約2.7GBほどがユーザー領域としてあります。これだけあれば、それなりの数の音楽ファイルを入れられますね。

まとめ:スポーツウォッチとしてかなり使えるが、不満点も

私も運動をよくしていたので、スポーツ用の心拍計付きGPS時計は持っています。バッテリーなどの関係から、スマートウォッチはまだまだそれらの代用にはならないと思っていたのですが、Amazfit Stratosを使ってみて、その認識を改めました。これはかなり使えます。

GPSの記録も取ってくれるし、心拍数も腕だけで計測してくれますし、バッテリーのもちも悪くない、ある程度の防水もある、そして普段使いとしても睡眠や歩数の記録といったライフログ的な使い方もできます。機能的にはかなり満足できます。

唯一不満に思っていることは、画面の視認性の悪さと発色です。時計としては致命的な気もしますが、ここがあまり良くありません。

明るさはオートと5段階で設定できるのですが、最大輝度にしてもどうにも曇った感じに見えてしまいます。もっとハッキリとした黒白を表示してほしいのですが、難しいようです。むしろバックライトの消えた待機状態のほうがハッキリしているんじゃないか?と思うこともあります。


最後に少し不満点を書いてしまいましたが、全体的には満足できるスポーツウォッチだと思います。普通のスマホの通知を受けるのが主なようなスマートウォッチとして買うと後悔するかもしれませんが…。

これだけいろいろできて価格が2万円と少し程度です。これはけっこう安いと思います。ぜひチェックしてみてください。

International Version Xiaomi Huami AMAZFIT Stratos Sports Smart Watch 2
Huami

参考情報

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