Androidもバージョンを重ねて様々な機能が追加されています。メジャーバージョンアップのたびにそれらの機能を紹介するメディア等あります。ではそれらの機能を実際に使いこなせているか、いやそもそも覚えてる?知ってる?というような機能もあります。
今回はそんなわりと地味な、でも使うと意外と便利な機能を4つ紹介します。使っている人には普通に知っている機能だと思いますが、意外と知らない人もいると思うので…。
- 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
二本指で通知を下ろすと全部降りる
通知の内容を見たり、クイック設定パネルを見るとき、画面の一番上、ステータスバーを上から下にスワイプして下ろしますよね。これ、1本指と2本指で動作が変わります。
1本指で普通にステータスバーからスワイプすると、クイック設定パネルは1段表示になります。これを指2本にして下ろすと、クイック設定パネルが全て開いた状態になります。
Android 7.0以降は指1本で下ろしたときにクイック設定パネルが1段でもありますが、Android 6.0までは(メーカー独自の機能を除くと)2回下ろした状態でないと設定パネルが出てきませんでした。その頃は特に有用だったと思います。
まぁ、片手で2回スワイプするのと、両手持ちにして2本指で下ろすのと、どちらが楽なんだ?という話はありますが…。
クイックスイッチ:□2回でアプリ切り替え
ナビゲーションバーの□を2回タップすると、直前に開いていたアプリに切り替わります。
□を1回タップするとアプリ履歴というかタスク一覧というかの画面になりますが、その1番下から2つ目のアプリに切り替わります。不意に戻るボタンでアプリを終了してしまったときや、すぐにさっきのアプリに戻りたいときにタップ2回ですばやく戻れます。
これはAndroid 7.0以降で使える機能で、クイックスイッチという名前がついています。
Smart Lock
ほとんどの人がセキュリティ目的で指紋認証なりパスコードなりを設定していると思いますが、毎回入力するのは面倒です。なので、一定の条件でロックがかからないようにしたり、簡単にロック解除することができます。
これはAndroid 5.0のころからある機能で、以下の5つがあります。(端末によってはサポートしてないものもあります。)
- 持ち運び検知機能
- 信頼できる場所
- 信頼できる端末
- Voice Match
- 認識済みの顔
例えば信頼できる場所では、自宅などを登録しておくとGPSでその場所にいる間はロックが掛からないようになります。家庭内に自分のスマホを触らせたくない人がいる場合はやめておいたほうがいいです。
例えば信頼できる端末では、Bluetoothイヤホンなど、指定したBluetoothが接続しているとロックが掛かりません。自分が常に身につけているBluetooth機器があれば、自分の周りにスマホがある間はロックが掛かりません。Bluetoothの範囲によるので、トイレに行っている隙に操作される心配はあります。
わりと最近注目されている顔認証もAndroid 4.0の頃からFace Unlockとして備わっており、このSmart Lockの1つとして残っています。
それぞれ、便利ではあるのですが、穴もないわけではありません。自分の生活や状況と合わせてうまく使うといいでしょう。
Androidビーム
連絡先やブラウザのページ、画像などをスマホ同士をくっつけることで転送できる機能、それがAndroidビームです。
転送する端末とされる端末のどちらもNFCがオンになっていないと使えませんが、相手の連絡先などを特に知らないでも簡単に転送できます。Android 4.1以上で使えます。
NFCとBluetoothを使って転送するので、オフラインでも使えます。展示端末で写真やスクリーンショットを撮って、それをこの機能で自分のスマホに転送、なんていうことも(展示場所の許可があれば)可能です。
詳しいやり方などは過去に記事にしていますので、そちらもどうぞ。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回挙げた4つの機能、使ってました?むしろ知ってました?
Androidの便利な機能はもちろんほかにもたくさんあるのですが、今回は「割と地味で少しだけ便利」というものを紹介してみました。このほかにも「画面をピン止め」など、あまり知られてなさそうな機能もまだまだあります。一度設定画面を1つ1つ細かく見てみるのも面白いですよ。