GearBestより、10.1インチディスプレイのAndroidタブレット「Teclast P10」をレビュー用に提供していただきました。
タブレットは大きさによって用途もまた変わってくると思いますが、このTeclast P10は10.1インチとそれなりに大きなタイプです。持ち歩くよりは部屋の中でゴロゴロしながら動画視聴するのに便利なタブレットだと感じました。GearBestでの価格は現在約15,000円と、かなりお手頃価格となっています。
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外観
中華スマホと言えば付属品としてケースや保護フィルムが付いていたりとなかなか揃っているイメージがあるのですがTeclastのタブレットは簡素なものです。本体のほかはUSBケーブルと簡易マニュアル類が付属しているのみです。
ベゼルが細いとは言えませんが、四辺の太さがほぼ揃っているのは好印象です。スッキリして見えますね。10.1インチなのでそれなりに大きく、重量も540gほどあります。
インターフェイス類は片側にまとまっており、左からスピーカー、DC電源、microUSB、SDカード、マイク、イヤホンジャックとなります。スピーカーは逆側にも付いていて、ステレオになっています。
充電はDC電源とmicroUSBのどちらでも可ですが、本製品にはUSBケーブルしか付属していません。
電源と音量ボタンはイヤホンジャックのそば。こちら側に全部が集中しているようなイメージです。
背面のカメラ部分は若干盛り上がっていますが気にするほどではありません。テーブルの上にぺたりと付けてもガタガタすることはないです。
基本的なスペックと画面
8インチクラスだと縦向きにしての利用もできるのですが、さすがに10インチクラスだと横向きメインとなりますね。そのほか、Teclast P10の基本的なスペックは以下の通りです。
OS | Android 7.1.2 |
---|---|
CPU | Rockchip RK3368, 8x Cortex A53 1.5GHz |
RAM | 2GB |
ストレージ | 32GB |
外部メモリ | microSD |
ディスプレイ | 10.1インチ 1920×1200 (WUXGA) |
カメラ | 背面:500万画素 前面:200万画素 |
バッテリー | 5200mAh |
サイズ | 約240 × 168 × 8 mm |
重量 | 約540g |
RAMが2GBでストレージが32GBというのは少し物足りないですね。3GB/64GBであれば…と思いますが、この価格では仕方ないですか。OSバージョンはAndroid 7.1.2と新しいものを使っているのは嬉しいです。
ホーム画面やプリインアプリ
ホーム画面はスッキリしており、プリインストールのアプリも少ないです。YouTubeなども入ってないですね。Google Playストアはちゃんと入っています。
面白いのは『APK Installer』という、apkファイルからアプリをインストールするためのアプリが入っているところ。んー?と思ってPlayストアの設定から「端末の認証」を見てみると「認証されてません」の表記。ただ、Playストア自体のアップデートはちゃんとできています。
設定画面はほぼ素のAndroidのままです。スクリーンショットに関するものなど項目が若干増えています。開封直後は英語表記でしたが、設定で日本語に変更できます。タブレットビューだとは思いますが、横向きにしても設定項目が2列表示にならないんですね。Android 5では2列表示だったと思いますが、Android 7.1ではこうなのでしょうか。
ベンチマーク結果
『Antutu Benchmark』『Geekbench 4』『3DMark』でのベンチマーク結果です。
Antutu Benchmark | 46428 |
---|---|
Geekbench 4 | Single:576 Multi:1773 |
3DMark(SSE) | 166 |
うーん…まぁ値段相応ということでしょうか、高くはありません。Geekbenchでの他機種との結果比較だとNexus 5なみらしいです。動作に明らかな引っ掛かりがあるわけではありませんが、重い処理を伴うアプリの使用は控えたほうがよさそうです。
大きな画面はメディア視聴に良さげ
8インチタブレットと比べると明らかに大きさが違います。10インチクラスは、一応持ち運びできるとは言え、あまり部屋の外に持ち出す気にはならないですね。
Kindleで電子書籍(漫画)を表示してみました。このサイズだと見開き表示にしてもまったく問題ないですね。8インチクラスだと小さな文字が見にくかったですが、10インチなら自然に読めます。
スタンドに設置して動画を見るのもいいです。スピーカーがステレオなのでちゃんと迫力あるサウンドが聞こえますし、部屋の中を気軽に持ち歩けるので、ベッドの上や好きな場所でゴロゴロしながらの動画視聴もできます。私は部屋の中でいろいろ場所を移動しながら電子書籍やWeb小説、動画を楽しむ人なので、大画面でそれが可能になるのは嬉しいです。
また、Bluetoothキーボードと接続してPCをライクに使うことも可能です。持ち運び可能なキーボートを用意すれば、一緒に外でブログ更新なんかも楽しそうです。表示される画面はPCでの表示とそう変わらないので、作業もしやすいです。
何でもはできない、できることだけ
しばらく触ってみると、たしかにスペック不足は感じます。若干動作や反応が鈍いような気がします。まぁ値段相応ですね。この価格であれば許せるのではないでしょうか。
重い処理には向いてないので、用途をちゃんと考えてから購入すれば問題ないです。何でもはできません。動画視聴や電子書籍など、向いていることに使いましょう。
家の中でスマホは使わずタブレットだけでなんでもやるようにしたい、というのであればTeclast P10はちょっと向いてないかもしれません。どちらかと言うと「あくまでサブ、たまにゴロゴロ寝転がりながら動画が見たい」といった用途がいいでしょう。ある程度割り切ってしまえば、10インチでAndroid7.1、それで約15,000円というこのタブレットはお得だと思います。やっぱり画面が大きいのはいいですよ。
興味を持ったら、GearBestの商品ページをチェックしてみてください。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。