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楽天がFREETELの国内MVNO事業を買収!今後はモバイル端末事業に注力

楽天とプラスワン・マーケティング(以下POM)は2017年9月26日、POMの国内MVNO事業を11月1日付で楽天に承継すると発表しました。これにより楽天の「楽天モバイル」がPOMの「FREETEL」ユーザーを引き受け、契約者数・シェアが一気に増えることになります。POMの会社自体やFREETELブランドがなくなるわけではありません。

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MVNO事業を楽天へ

POMは主に「MVNO事業」と「モバイル端末事業」の2つを行ってきましたが、積極的に海外展開を行っていたモバイル端末事業に比べMVNO事業は消費者庁からの措置命令など各種問題もあり、負債も多く抱えていたようです。(楽天の資料によれば「負債合計 3,090百万円」)

今回承継される通信サービスは以下のとおりです。

※freetel mobile(フリモバ)ブランドの通信事業、プリペイドSIMに関する事業などは承継対象外

これらの通信サービスを契約している場合、11月1日以降は契約先・個人情報の取り扱い元・請求元はすべて楽天になります。ただしそのほか、APN設定は変わらないのでユーザーとしては何かする必要はありません。プランやサービス内容、キャンペーンについても継続されます。ただ、楽天に個人情報を渡したくない等あれば、それまでに解約しておくのがいいでしょう。

今後はモバイル端末事業に注力

POMは今回の承継により、モバイル端末事業により注力することが可能になるため、さらにコストパフォーマンスに優れたモバイル端末を開発し、国内外へ提供できるようになる、としています。

FREETELブランドの端末は2017年に入ってから国内では「RAIJIN」が2月に出たのみです。すでに半年以上なんの噂も聞こえてきません。ただ海外展開は積極的に行っているようで、8月にもナイジェリアで4機種を販売、2015年11月から合計22ヵ国で販売してきました。

こんなものもありましたので、国内よりも国外での展開が主になってくるのかもしれませんね。今回の承継もPOMによれば「国内MVNO事業」としていますし。

楽天の発表には双方の財政状態などが数字で詳しく載っており、それらもまた興味深いものです。今回のことで一応のシェアはかなり増えることになるのですが、今後MVNO業界がどうなっていくのか、要注目です。

参考情報

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