AQUOS SERIE mini SHV33を購入し、auショップにてそのSIMロックを解除し、それをUQモバイルで使用するためにSIMをVoLTE用のものへ変更しました。ちょっとややこしいですが、これは一連の流れでやったことです。備忘録的に今回やったことを記録しておきます。
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きっかけ
これまで、格安SIMの速度測定でUQモバイル用にHTC J One HTL22を使っていました。この端末はカッコよくて好きなんですが、Androidバージョンも4.4で、さすがに最近は動作的にもちょっと不満がありました。
そこで新しい端末を…と思ったのですが、この時点でUQモバイルのSIMはVoLTE非対応のSIMでした。auのSIMはいろいろ複雑で、正直私もしっかりとは把握できていないのですが、VoLTE対応端末にはUQモバイルでもVoLTE SIMでなければダメ、ということです。
つまりHTC J One HTL22から別の端末にすると言っても、SIMをそのままであればVoLTE非対応端末にするしかなく、それはもう同じように古い端末になってしまいます。そういうわけで、まずはUQモバイルのSIMをVoLTE用SIMに変更することから始めました。
UQモバイルのSIMをVoLTE用SIMに変更
UQモバイルにて、LTE用SIMからVoLTE用SIMに変更するのは「my UQ mobile」から手続きできます。
トップページから「ご契約内容」→「契約一覧照会/変更」と進み、変更したい契約の「詳細へ」→「SIM変更」を選びます。変更する新しいSIMとして「VoLTE共通SIM ver4」を選びます。
これで進めていくと手続完了です。なお、これはSIM再発行となるのでSIMカード再発行手数料として税抜3,000円が必要となります。これは翌月の請求に合算されます。
少し時間かかるかな?と思ったのですが案外早く、ウェブでの手続き(昼)の翌日に新しいSIMが届きました。このあとの設定手順についての説明の紙も付いています。そう、SIMが届いた後にまだ「回線切替手続き」が必要になります。
回線切替手続き
回線切替のために再びmy UQ mobileにアクセス。「お申込み状況一覧」から「回線切替」をクリック→「実行」でOKです。
AQUOS SERIE mini SHV33の購入
VoLTE対応の端末を探していたところ、AQUOS SERIE mini SHV33が意外と安いのを知りました。この端末、シャープの今はやめてしまったEDGESTデザインの端末で、赤もあってデザイン的に好みでした。ただau版ではなくSIMフリー版のAQUOS mini SH-M03でずっと見ており、なかなか値段が下がらないなぁ…と。それがau版なら15,000円程度でヤフオクにあったのでした。
さらに言えば、発売当初はAndroid 5.1だったのが、今では7.0までアップデートが提供されています。
ちなみにこのAQUOS SERIE mini SHV33、アニメ版サクラダリセットの中でヒロインの春埼美空が使用している端末がこれだと思われます。(→参考)
AQUOS SERIE mini SHV33のSIMロック解除
AQUOS SERIE mini SHV33をUQモバイルのSIMで利用するには、SIMロック解除が必要です。auは中古の白ロムで購入した端末もauショップに行けば有料でSIMロック解除できるのでやってもらいに行きました。
このあたりのSIMロック解除の方法については約1年前に以下の記事があり、基本的には変わっていません。
平日の昼にauショップに行き、15分ほど待って手続き開始。SIMロック解除をお願いすると、実際の手続きは10分ほどで完了しました。なお、店頭でのSIMロック解除は税抜3,000円が必要となり、au回線の契約がない場合はその場で支払う事になります。
また、auは2017年8月1日からSIMロック解除の受付条件を一部変更することになっており、12月1日からは「契約者ご本人さまの購入履歴がある場合のみ」となります。一応店頭でも確認したのですが、これはつまり「中古で買った白ロムをSIMロック解除はできない」ということです。買う前に元の所有者にSIMロック解除しておいてもらう必要があります。今回のようにヤフオクでショップから購入した場合は(元々SIMロック解除されている場合を覗いて)解除できなくなってしまいます。まだ時間はありますが、ご注意を。
新しいSIMを入れてSIMロック解除
お店でSIMロック解除してもらった後に、端末で最後の操作が必要になります。(機種により多少異なるようです。)
新しく利用するSIM(ここではUQモバイルのSIM)を入れ、端末設定の「端末情報」→「端末の状態」→「SIMのステータス」→「SIMロックの状態」と進みます。ここで「SIMカードの状態」が「利用不可」になっているので「更新」をタップします。これで自動で再起動され、SIMロック解除の完了となります。
さきほどの画面を見てみると、サービスの状態やSIMカードの状態が「利用可」になっているのがわかります。
UQモバイルのAPN設定
最後にUQモバイルのAPN設定を行います。UQモバイルのAPN設定は(一緒に届く用紙に書いてありますが)以下のとおりです。
名前 | UQmobile |
---|---|
APN | uqmobile.jp |
ユーザー名 | uq@uqmobile.jp |
パスワード | uq |
認証タイプ | CHAP |
APNタイプ | default, mms, supl, hipri, dun |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
この設定時に、新規APNを設定しようとしてもなぜか「保存」できなくて少しハマってしまいました。どうやら新しいAPNを追加する時はWi-Fiをオフにしておかないと登録できないようです。Wi-Fiをオフにして新規登録したら保存できました。
あとはAPNを新規登録したものに合わせ、これでようやく新しいUQモバイルのSIMで通信できるようになりました。
まとめ
UQモバイルの測定端末を新しくするために、端末購入・SIMロック解除・SIMの切り替えと3つの作業が必要になってしまいました。AQUOS SERIE mini SHV33自体は安かったのですが、SIMロック解除とSIM交換でそれぞれ3,000円(税抜)がかかっているので、合計は2万円を超えてしまいました。端末以外でも意外と費用がかさんでしまいましたね。
先にも書きましたが、auで白ロムをSIMロック解除できるのは11月30日までです。もし中古で手に入れたau端末があって、元の所有者と連絡が取れないのであれば、今のうちにSIMロック解除しておくのも良いんじゃないでしょうか。