GearBestより、iPad miniに似た外観を持つAndroidタブレット「FNF Ifive Mini 4S」をレビュー用に提供していただきました。
私自身はiPad miniを持っていないのでどうとも言えないのですが、ちょっとググってみたところ7.9インチの画面サイズやその4:3のアスペクト比などが似ていることからiPad miniクローンと呼ばれているようです。といっても、デザイン的にそこまで似ているわけではありません。
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コンパクトなタブレット
約8インチというと、タブレットの中では比較的小さな方になります。実際、なんとか片手で掴めてしまうような大きさです。ちょっとバッグに入れて持ち運ぶのも気楽そうです。
重さは338g、iPad mini 4が298.8gなので、40gほど重いですね。実際、持った時にはちょっと重いかな、と感じます。片手でずっと持っていると疲れそう。
同じ8インチクラスのZenPad S 8.0と並べてみました。
大きさは似たようなものですが、持った印象はだいぶ違います。ZenPad S 8.0のほうが軽く薄いのですが、それに比べるとFNF Ifive Mini 4Sは厚さが「がっしりしている」「ガジェットっぽい」といった印象を受けます。スタイリッシュとかの線の細いイメージではありませんね。
縦持ちした時の右上側面に音量キーがあります。あまり操作することはありませんが、押しやすい位置とはいえず。
上側面には電源キーのほか、MicroSDカード、USBポート、3.5mmイヤホンジャックなどがあります。ちょっとゴチャついてる感ありますね。側面がくの字型に中央が尖っているのがアクセントになっています。
ひとつ残念なことは、電源キーがこの位置にあるというのが、いまいち使いにくいように感じます。
下側面にはスピーカーが2つ。ちゃんとステレオになっているようで、片方ずつ塞ぐとどちらもちゃんと音が小さくなります。タブレットを縦向きで使用している分には、スピーカーが下でもちゃんと聞こえます。
背面は基本メタルですが、上下部分だけプラスチックとなっています。大きく”5″と描かれたロゴは、私はキライではありませんが少しコミカルすぎると感じるひともいるかな、と思います。というかifive mini 4Sって、5なのか4なのか!?みたいなネーミングですよね。
カメラ部分。
まぁ性能は値段なりっぽいのですが、いかんせんタブレットで写真撮ることってあまりないですよね。
ほぼ素のAndroidでスッキリ
中身はどうかというと、ほぼ素のAndroidがそのままです。ホーム画面もスッキリしていますが、インストールされているアプリも最低限しかありません。ここまでスッキリしていると逆に怖いですね。
設定は2列表示のタブレットビューになっています。特徴的なものと言えば、スクリーンショット用のボタンをナビゲーションバーに表示できることくらいでしょうか。
しかし、このボタンを使ってスクリーンショット撮ると、ボタンをタップした効果まで映ってしまうので、使い所が難しいですね。
スペックとベンチマーク
FNF Ifive Mini 4Sの簡単なスペックは以下のとおりです。
OS | Android 6.0 |
---|---|
CPU | RK3288 1.8GHz,Quad Core |
RAM | 2GB |
ストレージ | 32GB |
外部メモリ | microSDXC |
ディスプレイ | 7.9インチ 2048×1536 (QXGA) |
カメラ | 背面:800万画素 前面:200万画素 |
バッテリー | 4800mAh |
サイズ | 約198 × 13.3 × 7.0 mm |
重量 | 約338g |
AnTuTuとGeekBenchでのベンチマーク結果は上画像の通り。
実際の動作としては、困るほど引っかかりがあるもなく、そこそこ使えます。基本的な動作やアプリなら問題なく使えるでしょう。が、なんとなくパワー不足を感じます。まぁ価格が価格なのでそれなりと言ってしまえばそれまでですね。価格以上の期待をしないのであれば、納得できると思います。
電子書籍にはちょうどいいサイズ
この約8インチで4:3というサイズは、やはり電子書籍にちょうどいいサイズです。コミックを縦向きで読んでもいいですし、横向きにして見開きで読んでも(少し小さいですが)読むことができます。まぁ長時間持っていると若干重さがキツイかもですが…。
持ったときのコンパクトさと合わせて、やはりこういった利用を主にするのがいいのかな、と感じます。
動画はやや難あり
動画を視聴する時は、画面サイズが4:3なので上下に黒帯が入ることがあります。まぁベゼルも黒ならそんなに気になるものでもありません。
問題は音です。スピーカーが片側にしかないため、どうしてもそちらから音が鳴っている感が拭えません。別途イヤホンなどで聞くのであれば問題ないと思いますが、本機のみで動画視聴は、音の面でオススメしません。
まとめ
タブレットは、やっぱりキャラを大きく表示させるといい感じですね。
現在私はNexus 9、ZenPad S 8.0、そしてこのFNF Ifive Mini 4Sと3つのタブレットがあります。どれもアスペクト比は4:3です。普通のアプリを使っていると微妙に縦の長さが足りない場面もありますが、やはり電子書籍はこのサイズが良いですね。
私自身はタブレットの使いみちにイマイチいいものを見いだせていないのですが、電子書籍用として、PCのサブディスプレイとして、おやすみ前のSNSチェック用に、と活用方法はいくつも考えられます。価格はかなり安く、ヌルヌルではないにしろそこそこ使えるので、お試し用のタブレットとしては良いかもしれません。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。