前回の格安SIMの速度測定で速度低下が見られたLINEモバイルですが、ここ最近で回復してきたという話を聞きました。そこでさっそく平日の昼に速度測定を行ってみました。
結論から言えば、たしかに速度が戻っているようです。
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測定結果
今回の測定は2月22日水曜日のお昼、12時15分、16分、17分の3回行いました。結果は以下の通り。
時間 | ダウンロード | アップロード | PING |
---|---|---|---|
12:15 | 12.73Mbps | 0.23Mbps | 59ms |
12:16 | 6.94Mbps | 2.99Mbps | 74ms |
12:17 | 11.84Mbps | 2.84Mbps | 47ms |
また、同時間帯にBIC SIM(IIJmio)、FREETEL SIM、mineo(D)、UQ mobileでも測定を行ってみました。3回ずつ計測した平均での比較をご覧ください。
ダウンロード | アップロード | PING | |
---|---|---|---|
LINEモバイル | 10.54Mbps | 2.02Mbps | 60.0ms |
IIJmio | 0.84Mbps | 2.63Mbps | 93.0ms |
FREETEL SIM | 3.78Mbps | 1.88Mbps | 67.0ms |
mineo(D) | 0.69Mbps | 1.81Mbps | 93.7ms |
UQ mobile | 8.52Mbps | 5.01Mbps | 31.3ms |
左からBIC SIM(IIJmio)、FREETEL SIM、mineo(D)、UQ mobile
4Gmarkでの結果
このほか、動画やウェブサイトの読み込みもテストに組み込み、より実質的な速度測定を行ってポイント化できるアプリ『4Gmark』を使っての測定も行いました。
左からLINEモバイル、BIC SIM(IIJmio)、FREETEL SIM、mineo(D)、UQ mobile
point | PING | ダウンロード | アップロード | YouTube | Web | |
---|---|---|---|---|---|---|
LINEモバイル | 3567pt | 55ms | 7.7Mbps | 0.3Mbps | 6.07s | 6.32s |
IIJmio | 402pt | 96ms | 0.6Mbps | 3.3Mbps | TO | 6.54s |
FREETEL SIM | 0pt | 122ms | 0.3Mbps | 1.9Mbps | TO | TO |
mineo(D) | 384pt | 105ms | 0.2Mbps | 1.6Mbps | 3.92s | 8.4s |
UQ mobile | 4439pt | 492ms | 8.6Mbps | 3.3Mbps | 10.94s | 6.93s |
こちらでもしっかり結果が数字として出ていますね。auのサブブランド的MVNOであるUQ mobileとほぼ同等となっています。
ここまで速い復活は驚き
LINEモバイルにおいて、速度低下が目立ってきたと言われたのは2月に入ってからです。それから1ヶ月もかからないで速度がここまで回復するとは驚きです。たしかに今回の原因は(おそらく)広告やアフィリエイト展開による利用者増という、LINEモバイル自体がコントロールできるものによるものなので予想もしやすかったのかもしれません。それでもやはりこのスピーディーさは驚くばかりです。
格安SIMはどんなに速いと言われていても、その評判で利用者が増えれば回線が混雑していきます。その状態になるのは仕方ないですが、そこから復活するかどうか、対処するかどうかという点で会社としての評価ができます。その点LINEモバイルは今回かなりすばやい復活を見せました。これはかんり評価できることだと思います。
(もしくは、2月時点での利用者が予想以上だったので遅くなっただけで、本当は1回も遅くなるところを見せないようにしていたのかもしれませんが…。)
この速度が今後も落ちないという保証はありませんが、落ちても素早い対応を見せてくれる、ちゃんと速い速度に戻してくれる姿勢がある、ということを示してくれました。そういう意味でも、LINEモバイルはおすすめできますね。