CHOETECHさまよりQuick Charge 3.0対応、20,000mAhの超大容量モバイルバッテリーB613Qをレビュー用に提供していただきました。
- Quick Charge 3.0でデバイス・本体どちらも急速充電可能
- microUSBだけじゃなくLightningケーブルでも本体へ充電可能
- 20,000mAhの超大容量
- 実測367gと重量級
- 2つのインプットポートを使っても充電は早くならない
最近は超大容量のモバイルバッテリーもたくさんありますが、今回特に惹かれたのは「2つの入力ポートがある」「Lightningでも充電できる」という点です。2つの入力ポートということは、同時使用で本体充電が早くなるというものかな?という期待込でした。
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パッケージと同梱物
パッケージはよくある形で特筆するものはありません。内容物は本体の他にUSBケーブル(A to B)とマニュアルです。ケーブルの長さは0.5mです。モバイルバッテリーをカバンの中に入れて充電しながらスマホを使う場合、カバンが膝上にあればいいですが、それ以外だと少し短い長さですね。
マニュアルは全部英語なのが残念。通常のモバイルバッテリーならマニュアルを読めなくても気にしないのですが、今回はちょっと気になる点もあったので、できれば日本語も欲しかったです。
スペック
本製品のスペックは以下の通り。
入力1(Micro) | 5V 2.4A / 9V 2A |
---|---|
入力2(lightning) | 5V 2.4A |
出力1 | 5V 1A (Standard) |
出力2 | 5V 3A/9V 2A/12V 1.5A (Standard) |
大きさ | 14.5 × 7.4 × 2cm |
重さ | 356g |
スペック上は356gでしたが、実際に手元のデジタルスケールで測ってみたところ367gでした。20,000mAhの超大容量なのでしかたないですが、重いですね…。
Quick Charge 3.0で急速充電
本製品はQuick Charge 3.0対応で、対応するデバイスでは急速充電できます。その際は端のインジケータが緑に点灯し、それ以外の場合はすべてが青になります。
…とマニュアルには書いてあったのですが、実際に試したところQuick Charge 3.0ではなくQuick Charge 2.0のはずのRobinで緑に点灯し、Quick Charge 3.0に対応しているMi MAXでは青のままでした。ちょっと疑問は残ります。(ただ、急速充電かどうかがインジケータの色で分かるのは面白いと思います。)
本体もQuick Charge 3.0で充電できる
モバイルバッテリー本体に充電するときもQuick Charge 3.0が有効です。こちらはQuick Charge 3.0で充電中はちゃんと緑になり、それ以外で充電すると青になります。
ただ、さすがは超大容量なのか、フル充電するまでに7時間半もかかりました。最初の50%くらいまでは2時間くらいで到達するのですが、最後の25%がかなり長いです。そういった、最初にある程度までは素早く充電できる、というのがQuick Chargeの特徴でもあるのですが。それにしても7時間半は長い…。
Lightningケーブルでも充電可能
このモバイルバッテリーには本体を充電するための入力ポートが2つあります。片方は普通のMicro USBですが、もう片方はLightningになっています。iPhoneでつかうアレです。こちらを使っても充電できます。今まで見てきたモバイルバッテリーだと、大抵は本体への充電はMicro USBだけでした。Lightningで充電できるのは珍しいですね。(無いわけではないようですが、Androidユーザーの私の視界には入ってこなかった。)
これで、iPhoneの方もLightningケーブル1本持っていれば、USB-Aポートからモバイルバッテリーに充電したりモバイルバッテリーからiPhoneに充電するのもケーブル1本で済みます。
あれ?私はiPhoneを使っていないので気づかなかったのですが、iPhoneユーザーはモバイルバッテリーを使う時に本体への充電とiPhoneへの充電でケーブルを使い分けていたということでしょうか。なんと面倒な…。
2つ使って本体充電すると…?
2つの入力ポートがあるというモバイルバッテリーは最近ほかにもあります。それらは2つで充電することで本体の充電スピードをあげるというものです。本製品の場合はどうなんでしょう?
ということでMicro USBとLightningの両方を繋いで充電してみました。
…が、この場合も1本と同じ7時間半でした。2本挿すと、最初に挿した方だけ充電が始まるようです。QC3.0対応の方を先に挿すとインジケータは緑になりますが、Lightningを先に挿すとインジケータは青のままでした。うーん…これは2本同時で充電スピードアップ!にしてほしかったですね…。
まとめ
最近はスマホのバッテリー容量も増えてきましたが、それを上回る勢いでモバイルバッテリーの大容量化も進んでいますね。本製品も20,000mAhと大容量なので、2泊程度の旅行でも大丈夫そうです。iPhoneの人ならMicro USBのケーブルを持ち歩く必要が無いのでそれもポイントですね。
ただ、やはり重いので、普段の持ち歩きという用途には合わないかな、と思います。旅行など、簡単に充電できない状態に長時間置かれるときに活躍するアイテムでしょう。価格は4,000円ほどするので気軽に買えるものではありませんが、旅行好きのiPhoneユーザーには良いんじゃないでしょうか。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。