イオンモバイル タイプ2を新たに契約しました MVNEはIIJではなくNTTコミュニケーションズか

20170116-aeon-1

しばらく忙しくて情報を見逃していたのですが、イオンモバイルでは12月15日よりSIMの種類が増えていました。今ではこれまでのものに加え、同じドコモ回線ではあるものの「全く別の通信仕様」となっている「タイプ2」を選ぶことができます。これまでのものも「タイプ1」として契約することが可能です。

まったく別の通信しようと聞いては試さずにいられません。さっそく自転車30分のイオンへと行き、契約してきました。

ついでに言えばイオンモバイルのウェブサイト自体も12月15日にオープンしています。(これまではSIM以外も扱うイオンデジタルワールドの1コンテンツでした。)こちらで契約しても良かったのですが、今回は一刻も早く手に入れたかったので実店舗へと赴きました。

  • 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

契約はかなりスピーディーに

イオンモバイルが誕生した昨年2月は、開始直後の混乱で実際に開通するまでにかなり時間がかかりました。

店舗での受付だけでなく、ウェブでの申し込みは開始がもっと遅れました。しかし、それからずいぶん時は経ち、今では混乱なくスムーズに契約できます。今回も契約自体は丁寧な説明を受けるので15分くらいかかりますが、その後開通までは30分くらいで終わりました。最後の確認・説明でもう少し時間が必要になりますが…。

タイプ1とタイプ2の違い

20170116-aeon-2

これまでのIIJがMVNEとみられるSIMは「タイプ1」と名前が付きました。そして今回新しく「タイプ2」が誕生しています。これはどちらでも選んで契約できます。店頭で「今はSIMが2種類あるのですが、どちらにしますか?」と聞かれます。

タイプ1とタイプ2の主な違いは以下のとおりです。

主な機能の違い タイプ2 タイプ1
価格 本体価格:3,240円(税込) 本体価格:3,240円(税込)
サイズ 標準、マイクロ、ナノ 標準、マイクロ、ナノ
プラン データ、SMS付き データ・SMS付き、音声
初月データ通信容量 日割りなし 日割りあり
低速時(200kbps)通信制限 なし 3日間366MB
高速容量追加購入 1GB480円、月6回まで 1GB480円、回数上限なし

新しいタイプ2には音声プランがない、データ通信のみということに注意です。

またタイプ1は高速容量の追加に回数制限がありませんが、タイプ2では月6回までとなっています。そしてタイプ1は低速時に3日間366MBの制限があり、それを超えると通信が制限されていましたがタイプ2ではそれがありません。スイッチで高速通信を切って低速でのんびり通信するひとにはタイプ2が向いています。

タイプ2のAPN

タイプ1とタイプ2は「全く別の通信仕様」ということでAPN設定も変わります。タイプ2のAPN設定は以下の通り。

APN n-aeonmobile.com
ユーザ名 user@n-aeonmobile.com
パスワード 0000
認証タイプ chap

タイプ2の通信速度

新しいタイプ2の通信速度はどれくらいなのか、測定してみました。とは言っても土曜日の夜なので、普段測定しているものとはだいぶ条件が異なりますが…。比較のため、同時間帯にイオンモバイルタイプ1、LINEモバイル、OCN モバイル ONEでも測定を行っています。

20170116-aeon-320170116-aeon-420170116-aeon-520170116-aeon-6
DOWN UP PING
イオンモバイル タイプ2 3.95Mbps 0.59Mbps 38ms
イオンモバイル タイプ1 19.39Mbps 2.86Mbps 84ms
LINEモバイル 3.72Mbps 1.87Mbps 50ms
OCN モバイル ONE 6.7Mbps 7.46Mbps 54ms
20170116-aeon-720170116-aeon-820170116-aeon-920170116-aeon-10
POINTS PING
(ms)
DOWN
(Mbps)
UP
(Mbp)
イオンモバイル タイプ2 4119 54 7.0 3.7
イオンモバイル タイプ1 4289 95 10.0 1.6
LINEモバイル 4859 58 0.4 3.9
OCN モバイル ONE 1627 76 1.5 7.8
POINTS Youtube(s) WEB(s)
イオンモバイル タイプ2 4119 17.77 4.95
イオンモバイル タイプ1 4289 24.26 7.37
LINEモバイル 4859 12.97 4.55
OCN モバイル ONE 1627 TO 5.48

うーん…12月に始まったばかりということを考えても、あまり早くはないですね。というかタイプ1はなんでこんなに速いの?といった感じで…。速度測定については、次回より通常の速度測定に加えますので、そちらも参考にしてください。

MVNEはNTTコミュニケーションズ?

イオンモバイルはMVNEを公表していませんが、タイプ1についてはリモートホストを調べるとIIJだということが分かっています。そこで今回のタイプ2も調べてみました。

20170116-aeon-11

あ、OCN…つまりNTTコミュニケーションズですね。ちなみに、さきほど速度測定したほかのものは…

20170116-aeon-1220170116-aeon-1320170116-aeon-14

左からイオンモバイルタイプ1、LINEモバイル、OCN モバイル ONEとなっています。LINEモバイルはMVNEがNTTコミュニケーションズと公表しており、今回のイオンモバイルタイプ2と非常に似ています。

よくよく見ればAPNも「n-aeonmobile.com」です。タイプ1は「i-aeonmobile.com」でした。最初のiはIIJのiでしょう。タイプ2のnはつまりNTTのnなんでしょうね。

まとめ

いつのまにか始まっていたイオンモバイルのタイプ2ですが、中身はOCN系列でした。同じOCN系列のLINEモバイルがあれだけ速かったので、一概にOCN系列だからといって侮ることはできませんが、しばらくは様子見してみようと思います。

というよりも、今回速度測定して驚いたのがLINEモバイルの速度が低下している疑いが出てきたことです。2月申し込み完了分からはSIM発行手数料も加わりますし、そろそろいろいろ動いてきそうな予感がします。メイン回線MNPする予定だったのですが、どうなることやら…。

参考情報

本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。

OREFOLDERの最新情報をお届けします
author icon
orefolder

OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

⇨orefolderの記事一覧