Xiaomiのハイスペックスマホ「Mi 5s」と最安モデルでも2倍以上の値段になる「iPhone 7」。製品紹介ページでは両機種ともにカメラに関する記述が見られ、画質には力を入れているように見えますが、実際に撮影してみてどれだけの差があるのか実際に色々な所で撮り比べて比較してみます。
なお、レビューに使用している「Mi 5s」はTomTop様から提供して頂いた物を使用しています。
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Mi 5sとiPhone 7のカメラスペック
Mi 5s | iPhone 7 | |
---|---|---|
アウトカメラ | 1200万画素(IMX378)、F2.0デュアル LED フラッシュ | 1200万画素、光学式手ぶれ補正(OIS)、F1.8、クアッドLED True Toneフラッシュ |
インカメラ | 400万画素、F2.0 | 700万画素、F2.2 |
どちらも画素数は同じで、Mi 5sはソニー製のIMX378という1/2.3サイズのセンサーを搭載していることを売りにしています。一方iPhone 7は光学式手ブレ補正や4つのフラッシュを搭載している点が注目ポイントですね。
Mi 5sとiPhone 7の作例比較
作例比較の条件
今回は一般的な使用方法を想定し、両機種共に最高解像度でHDRはオートの状態で撮影しました。3-5回撮影を行い一番きれいな写真で比較を行っています。
画像は横1500(穴子天丼とパンケーキは横700)でリサイズし、Mi 5s→iPhone 7の順に掲載します。
ラーメン
この2枚に関してどちらか綺麗か決めるのはかなり難しいですね。僅かに色の違いはあるものの拡大してみても解像感は変わらず、甲乙付け難いです。
穴子天丼
iPhone 7はMi 5sに比べて汁の色が少し黒っぽく出ており、この穴子天丼に関してはMi 5sの方が実物に近い写真になっています。
パンケーキ
Mi 5sで撮影したものは茶色が明るめに出ています。iPhoneで撮影したもののほうがモンブランのクリームと栗の色のコントラストが出ている上に、細部まで表現できており美しいです。
グランフロント大阪
Mi 5sの方が色濃くなっており、建物に写り込んだ青や空の青などで違いが見られます。目で見たときの色に近いものはiPhone 7でした。
阪急梅田駅
阪急梅田駅の看板を写真に収めてみました。Mi 5sの方が明るくなっています。しかし、拡大して見た時に文字の輪郭はiPhoneの方がはっきりしています。
夜景
パッと見た感じ写りに差はないように見受けられますが、街灯や建物の色の出方に差があります。
Mi 5sも結構綺麗だった
筆者は今回2機種の写真をどちらが実物に近かったかという観点から判断しました。iPhone 7のカメラの性能の方が良い所が多かった一方で、Mi 5sのものも善戦しており価格差を考えるとMi 5sは優秀すぎるくらいだと思いますね。
画質以外の点で言えば、iPhone 7には光学式手ブレ補正(OIS)がありどのような状況でも安定して写真が撮れたのですが、Mi 5sはそれがないためブレが生じることがありボツになった写真が多い点が気になりましたね。
両機種の間で、ハイエンドとミッドレンジスマホのように大きな差はなくほとんど僅かで、どちらの画質のほうが良いかは好みの問題になってくるのではないでしょうか。