Moto ZシリーズやProject Tango対応「PHAB2 Pro」で国内のSIMフリースマートフォン市場でも存在感が出てきたLenovoですが、海外市場では高価格帯の製品だけでなく低価格帯のスマートフォンも発売しています。今回海外の通販サイトTomTop様より、約2万円で購入出来る5.5インチスマートフォン「Lenovo K5 Note」を提供して頂いたのでレビューします。
- 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
Lenovo K5 Noteのスペック
OS | Android 5.1 |
---|---|
CPU | MTK Helio P20 1.8GHz 64-bit Octa Core |
RAM | 3GB |
ストレージ | 32GB |
外部メモリ | microSDXC (最大128GBまで) |
ディスプレイ | 5.5インチ 1920 × 1080 (IPS) |
カメラ | 背面:1300万画素 前面:800万画素 |
バッテリー | 3500mAh |
サイズ | 約152 x 75.7 x 8.5 mm mm |
重量 | 約165g |
開封の儀
箱は奇をてらったものではなく、至って普通の紙製のものになっています。
箱にはTomTopのシールによって封が施されていました。おそらく検品したことを示すものであると思います。
付属品は説明書と充電器、MicroUSBケーブル、SIMピンそしてスマートフォン本体が箱の中に入っていた付属品でした。おまけとして国内で充電器を使用できるようにするための変換端子が付属してきました。
SIMピンは説明書の入っている箱の裏側にあります。
外観
前面は背面と同色のゴールドカラーに着色されています。ナビゲーションキーは画面の外にあり、左からタスクキー・ホームキー・バックキーの順番になっています。
背面は金属筐体で質感は高めです。上部と下部は電波を通すために材質が変えられているようですが、パッと見た感じそこまで質感の違いは感じなかったですね。
右側面には電源ボタンと音量ボタン。
左側面にはSIMスロットがあります。
上部にはイヤホンジャック。
下部にはMicroUSB差込口。
前面は偽ベゼルレス
先程の写真では壁紙がブラックだったためベゼルがあまり目立っていませんでしたが、画面が白くなるとそのベゼルは姿を表します。太さは数mmといったところですね。
美しいソフトウェア
Lenovo K5 NoteにはAndroidをカスタマイズしたVIBE UIが搭載されています。これは非常に洗練されていて美しいデザインです。通知センターのブラックとホワイトのコントラストやEMUIっぽいロック画面、ドロワーのない整列されたアイコン類など独自のカスタマイズがなされており、扱いやすくなっています。(個人差はあると思いますが)
日本語は惜しい
最初の言語設定に日本語があり、表示は可能ですが、所々中華フォントになったり英語になったりと完璧に日本語化されているわけではありませんでした。
パフォーマンス
Helio P20というあまり日本では聞き慣れないSoCを搭載しており性能の検討がつかないので、指標としてAntutu BenchMarkとGeekbench 4でベンチマークテストを行いました。
Antutuでは約45000点、Geekbenchでは約2600点というスコアが出ました。HUAWEI P9 liteよりも少し低いくらいで、約2万円という値段を考えると充分な性能だと思います。
実際に使用していてもRAMが3GBもあることもあり、突っかかるようなことはなくウェブブラウジングやTwitterといった軽い動作あればストレスを感じるなく操作できました。
指紋認証
指紋認証によるロック解除の精度は良く、少しの手汗程度であれば問題なく認識してくれました。画面をOFFにした状態からでも素早くロック解除できるので利便性はかなり高いと思いますね。
指紋センサーはロック解除以外にも、タップやロングタップによる操作を割り当てられ、ホームボタンやタスクキーなどの動作を割り振ることができます。
カメラ
クリックで元画像(4096px×2304px)表示
朝の曇り空の中の梅田。
クリックで元画像(4096px×2304px)表示
町通り。脇に植えられている街路樹の緑の色が美しく出ています。
クリックで元画像(4096px×2304px)表示
お昼に食べたハンバーガー。これは実際に見た色より少し濃い目に出ているように見えるものの、全体的に綺麗です。
カメラの画質は2万円のスマホと思えないほど良く、解像感は少し低いものの、色の出方は見たとおりに出ているように思えますね。少し暗い所でも明るく写してくれるので使い勝手の良いカメラでした。
日本で発売されないのが不思議
しばらく使ってみましたが、本体の動作や質感を見ると充分日本のSIMフリースマートフォン市場でも通用するレベルのクオリティで、国内で販売されたらそこそこ売れそうな製品だと思います。
海外から低価格でスペックの良いスマートフォンを購入するとなると、コストパフォーマンスの高いXiaomiの名前がどうしても出てきがちですが、Lenovoも負けず劣らず良さげなスマートフォンを出しています。
最近日本でも頭角を表し始めたLenovoのスマートフォン、他の製品を買う前に一度チェックしてみる価値はありそうです。