IIJmioが10月1日より開始したau回線の個人向け格安SIMサービス「タイプA」を契約しました。10月1日に申し込みをし、手の戸に届いたのが10月5日でした。
さっそく使ってみたいと思います。
- 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
対応機種は限られている
申込はしたものの、実は到着時点で対応するスマートフォンを持っていませんでした。IIJmioのタイプAは使える機種の条件がなかなか厳しく、それほど数がありません。詳しくはIIJの下記記事をご覧ください。
私が主に所有する端末ではauVoLTEに対応している必要があるのですが、対応が見込めるZenFone GoはSIMを読み込まない故障があったので使えず、けっきょく10月7日にZenFone 3を購入しました。ZenFone 3は最初からauVoLTE対応なのです。
内容物が多い
そういえばIIJmioのSIMを契約したのは初めてです。ドコモ回線の方はIIJmioではありますがBIC SIMでの契約でしたので。ピンクの丸い台紙が特徴的ですが、ようやく見ることができました。
マルチサイズSIM
IIJmioタイプAのSIMカードは「マルチサイズ」です。
これまでのように申込時点でサイズを選ぶのではなく、届いてから自分で望みのサイズに切り取るというものです。
ドコモのMVNO用SIMと違ってデザインも凝っており、なかなか賑やかです。
SIMは標準, Micro, nanoと3つの大きさに対応。それぞれの大きさで色が変わっています。
まずは標準(ミニ)SIMの形に切り取ります。
そしてここからさらにMicro SIMを抜き取ります。軽く切れ込みが入っているので、裏から押し出すだけで簡単に切り取れます。ただしうまくやらないとnanoSIMを取り出してしまう可能性もあるので慎重に。
Micro SIMになりました。さらに中にはnano SIMが色違いで見えますね。
今回はMicro SIMのまま使います。
auVoLTEに対応したZenFone 3に入れてみます。
APN設定
ZenFone 3の場合、SIMを入れるとAPN設定のリストにすでに「IIJmio」が表示されていました。これを選べばすぐにIIJmioタイプAでモバイルデータ通信できるようになります。
IIJmioのAPN設定がない場合は自分で入力します。
APN | iijmio.jp |
---|---|
ユーザー名 | mio@iij |
パスワード | iij |
認証タイプ | PAPまたはCHAP |
これはドコモ版と変わりません。
スピードテスト
通信が繋がったので、さっそく速度測定してみました。土曜の夜なので、いつもの測定とは時間帯が違うので一概に比べることはできませんが、同じIIJmioのドコモ版、そしてau系SIMのmineo(A)、UQ mobileと一緒に測定してみました。
時間 | DOWN(Mbps) | UP(Mbps) | PING(ms) |
---|---|---|---|
19:20 | 7.65 | 3.97 | 89 |
19:22 | 17.00 | 0.91 | 52 |
19:22 | 16.85 | 1.62 | 44 |
IIJ(A) | mineo(A) | UQ mobile | IIJ(D) | |
---|---|---|---|---|
DOWN1 | 7.65 | 5.16 | 11.93 | 4.71 |
DOWN2 | 17.00 | 7.53 | 8.75 | 6.77 |
DOWN3 | 16.85 | 7.40 | 16.60 | 6.74 |
UP1 | 3.97 | 6.17 | 3.02 | 1.78 |
UP2 | 0.91 | 6.55 | 2.28 | 0.66 |
UP3 | 1.62 | 8.44 | 3.97 | 3.66 |
PING1 | 89 | 78 | 23 | 116 |
PING2 | 52 | 78 | 31 | 112 |
PING3 | 44 | 83 | 27 | 111 |
なかなかいい速度が出ていると思います。混雑時間はまた別で測ってみないとわかりませんが…。
また、IIJmioのタイプAは対象端末が少ないから契約者も少なく、その結果速度は速いのでは?と思ってしまいますが、これにはTwitterにて言及されています。
(蛇足ながら、利用者の少ないタイプAの方が通信速度が高い筈だと期待されているお客様へ、もし本当にそうならタイプAの予算を削ってタイプDの設備増強に回しますので、通信品質の差はないはずです…最初のうちだけは多少傾向が違うかもしれませんが、おそらくすぐに変わらなくなるはずです。)
— IIJmio (@iijmio) 2016年10月1日
速いなら予算削ってドコモ版と同じくらいにするということです。つまり、最初こそ差があるかもしれませんが、タイプAとタイプDはほぼ同等(になる)と見ていいでしょう。つまり…それほど速くないということです。
とりあえず今後の流れを見守るためにも、次回以降の速度測定にはこのIIJmioタイプAも加えていこうと思います。