楽天は独自のAndroidアプリマーケット「楽天アプリ市場」を2016年12月12日(月)をもって終了すると発表しました。2015年8月の開始から約1年での終了発表となります。
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すでに全アプリが掲載停止
サービスの終了は2016年12月12日ですが、9月12日の時点ですでにアプリはすべて掲載停止となっており、新規ダウンロードはできないようになっています。(楽天アプリ市場のアプリ自体はダウンロード可能)今後のスケジュールは以下のとおり。
2016年9月12日(月)16:00
- 掲載アプリの新規ダウンロードの停止
※既にダウンロード済の掲載アプリの再ダウンロードおよび更新は可能
2016年12月12日(月)16:00
- 楽天アプリ市場(Webサイト/Androidアプリ)の利用停止および全機能停止
- ダウンロード済の掲載アプリの利用停止 ※1
- ダウンロード済の掲載アプリ内での課金機能の停止 ※2 ※3
- 1 掲載アプリが継続利用できるか否かは、掲載アプリ毎に異なります。詳細は各掲載アプリの提供元にご確認ください。
- 2 掲載アプリ内での課金機能の停止時期は、掲載アプリ毎に異なり、2016年12月12日(月)よりも早い可能性があります。詳細は各掲載アプリの提供元にご確認ください。
- 3 月額課金(継続課金)による自動決済は自動的に停止され、2016年12月13日(火)以降は自動決済は行われません。該当アプリの利用可能期間等の詳細は、各掲載アプリの提供元にご確認ください。
独自の機能を多数持つもいまいち目立たず
楽天アプリ市場は2015年8月に始まった独自のAndroidアプリマーケットです。専用マーケットアプリを公式サイトよりダウンロードし、「提供元不明のアプリ」(いわゆる野良アプリ)としてインストールするものです。
Playストアでは有料アプリなどの課金額の30%がプラットフォーマー(Google)に取られてしまいますが、楽天アプリ市場では楽天の取り分が15%、10%を購入者にポイント還元とし、デベロッパーにも優しくなっていました。そのほかにも、Playストアにはない独自のアプリを用意したり、様々なコンテンツとのコラボアプリを展開するなど様々な施策を行っていました。こういった大手のアプリストアでは珍しく18禁のアダルト系アプリを扱っていることも特徴の1つです。
ですが、やはりいまいち目立つこともできず、勢いは徐々に落ちていました。
楽天アプリ市場の大きな特徴でもあった不正アプリのチェック機能「不正アプリ対策」については、2016年9月30日(金) 16:00に予定されている楽天アプリ市場アプリのアップデートにて利用停止、2016年12月12日(月)に完全に機能停止となります。
Androidではこういった独自マーケットを展開することも可能で、ほかにもAmazonが同じように独自マーケットを展開していますし、アダルト含めほかにもいくつかありました。しかしいずれもそこまで大きな成功を手に入れているとは思えない状態です。
参考情報
- 【重要なお知らせ】「楽天アプリ市場」サービス終了のお知らせ – 楽天アプリ市場