FREETELのSAMURAIシリーズ最新スマホ「REI-麗-」は、これまでのFREETEL端末とは多くの場面でUIが変更されています。これまではほぼAndroid標準といったものでしたが、端末のコンセプトに合わせてなのかこれまで以上にカスタマイズされています。そういったものを確認するためにも、設定項目を1つ1つ見ていきます。
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ホーム画面は1レイヤー方式
REIのホーム画面はすべてのアプリが画面上に出ている1レイヤー方式を採用しています。ドロワーはありません。iPhoneなどと同じような形式ですが、たしかに初心者にはこの方がわかりやすいのかもしれません。私の母も初めてのスマホの時、ドロワーがあるせいでアプリがどこにあるのか余計にわからなくなっているようでした。
ただ、この1レイヤー形式は必要のないアプリまで表示されてしまうしフォルダにまとめたとしても、なんだかんだ言ってダサいんですよね…。まぁホームアプリを変更すればいいだけの話ですが。
スタイリッシュさが増した設定画面
設定画面はAndroid標準のものよりも1つ1つの項目の幅が狭くなっています。1画面に表示される内容が増えているほか、細くスタイリッシュな印象を与えます。項目自体はそれほど特別なものがあるわけではありませんが、気になるものを1つ1つ見ていきましょう。
ネットワーク関連
APN設定は国内の主要なものがあらかじめインプットされています。
Wi-Fiと4G/3Gを同時に使って大容量ファイルを高速ダウンロードできる「ターボダウンロード」が搭載されています。ただ、これをオンにしたからと言って必ずしも適用されるわけではないようです。試しに60MB超のモンストをターボダウンロードONにしてインストールしてみましたが、普通にWi-Fiだけでダウンロードされてしまいました。
音関係
最初、通知音がかなり大きいと思ったらすべての音量がMAXになっていました…。これはREIを手に入れたらまず設定して自分に合わせたいところです。
「その他の音」で「タッチ操作バイブ」がありますが、これをオンにしてもFREETELボタン操作時にバイブはありません。タッチ操作がある部分なので、何かしらのフィードバックがあると嬉しかったんですけどね。
ストレージ容量は32GB中25GBが利用可
REIのストレージ容量は32GBで、そのうちシステム領域などを除いた約25GBが利用可能です。これだけあれば充分だと思いますが、別途SDカードを利用できるので、足りない場合はそちらも使いましょう。Android 6.0なのでSDカードを内部ストレージとして使うこともできます。
バッテリーは良くも悪くもなく?
バッテリーは2,800mAhです。まだそれほど使い込んでいないので減りが早いか遅いかは判断つきませんが、それほど悪くはないようです。SMS非対応SIMでは圏外時間が100%になりますが、バッテリー消費はそれほどでもないようです。
RAM 2GB
メモリは2GBで、平均1.3-1.4GB程度を使っているようです。操作していてRAM不足で止まるというようなことはとりあえずまだありません。
ナビゲーションバーは任意で表示可能
REIはFREETELボタンがあり、それで戻るボタン・ホームボタン・履歴ボタンも兼ねていますが、任意で画面上にナビゲーションバーを表示することもできます。FREETELボタンの操作にどうしても慣れない場合は表示してもいいと思います。
また、このナビゲーションバーは並びを変更することもできます。Galaxyシリーズに慣れている場合は戻るボタンが右側のほうが使いやすいでしょう。
端末情報とベンチマーク結果
REIはAndroid 6.0搭載、SoCはMediaTek MT6753 1.3GHzです。セキュリティパッチレベルが3月ですね。MIYABIでも4月のものになっているので、この辺りはこまめにアップして欲しいと願います。
AnTuTuの結果は37477点、Geekbench 3の結果はシングルで607、マルチで2878です。
まとめ
設定の内容としては、特に大きく変わっているわけでもないので戸惑うこともないと思います。ただ、これまでのFREETEL端末にあった「HotKnot」や「ジェスチャー起動」「ジェスチャー操作」といったものがなくなっているのは残念です。とはいっても、ブロガーイベントの際に聞いた話では、これらの機能は実際使っている人がほとんどいなかったから削除された、ということのようですが…。HotKnotをなくすのであれば、NFCとAndroidビームを搭載して欲しかったな、と思います。