3G対応の激安な中華タブレット Teclast X10 質感は好みだが安いだけあって中身はそれなり

GearBestよりAndroid 5.1のタブレット「Teclast X10」をレビュー用に提供していただきました。これまでGearBest提供のものではWindows10タブレット「Onda oBook10」、Windows 10 & Android 5.1のデュアルOSタブレット「Cube iwork8」をレビューしてきましたが、ようやくAndroidオンリーのタブレットです。

⇒Teclast X10 3G Phablet-118.79 and Free Shipping| GearBest.com

GearBestでは現在105ドル程度なので、12,000円程度でしょうか。かなり安いですよね。

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開封と外観

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箱の底面にはスペック等書かれていますが、中国語なのでわかるようなわからないような、ですね。見慣れてくるとなんとなく意味もわかってくるのですが。

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箱を開けるとさっそく本体が。中華端末はいつもこの袋がしっかりキレイになってませんね。このあたりの丁寧さって当たり前のように思っていましたが、そうではないのかも。

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内容物は本体のほか、英語と中国語のマニュアルが1つずつ、OTGケーブルとUSBケーブル、そして電源ケーブルです。電源ケーブルで充電したほうが早そうですが、自分の机周りの環境を考えると、どうしてもUSBケーブルで充電することになってしまいますね。

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端末の背面はザラザラしていて気持ちいいです。プラスチックですが、何の加工もないテカテカなものではないのでそういった安っぽさは感じられません。とはいえ高級感があるわけでもありません。

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厚みが9.6mmとそれなりにあります。タブレットは薄いものが多いので、比べるとけっこう厚みを感じますね。そういえばカメラがやけに端に寄っているのも気になります。

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重さは558gです。タブレットとしては重くも軽くもないでしょうか。ディスプレイは10.1インチです。片手で操作するのは無理があるのでどうしても両手持ち…というよりは膝上に置いて操作、というのがしっくりきます。もしくはクリップボードのように片腕で抱えて使うといいかもしれません。

そういえば最近楽しみにしているアニメで「ハイスクール・フリート」というのがあるのですが、それに出てくる記録員のココちゃんこと納沙幸子という変な一人芝居を毎回やる娘がタブレットを持ってまして、なんだかそれと同じくらいのサイズ感だなぁ、と感じます。

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そんなわけで、いよいよ電源オン!
…と思ったらいきなりロック画面です。初期設定などは無いのかー、と新品ではあるはずですが、一応初期化します。

日本で使うにはちょっとアレな中華タブレット

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初期化すると、やはり初期設定はなくてロック画面になりました。そして言語が中国語になっています。(購入時は英語でした。)

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まぁ、中国語だとしても設定を開いて言語設定を変更するくらいはなんとかなります。が、この端末日本語が入ってませんでした。言語の選択肢に出てきません。

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が、慌てず騒がず、とりあえず英語で設定してGoogle Playを開き、『More Locale2』をインストールして日本語ロケールを入れます。

…けっきょく設定画面などは日本語化されませんでした。

スペックとベンチマーク

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AnTuTu BenchMarkでの結果は31594点。2万点台の格安スマホばかり触ってるとこれくらいでまぁ普通かなーとか思ってしまいます。

が、このあと一応と思って『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』を入れてみると…

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最適表示設定が2D標準って初めて見ました…。
とりあえずプレイしてみます。

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クリックで元画像

なんだこのギザギザグラフィックは…。

あー…なんか、もうこれでだいたいの性能は分かった感ありますね。期待はしてはいけません。

一応かんたんなスペック表を。

OS Android 5.1
CPU MTK8392 1.4GHz,Octa Core
RAM 1GB
ストレージ 16GB
外部メモリ microSDXC (最大128GBまで)
ディスプレイ 10.1インチ 1280×800
カメラ 背面:200万画素 前面:30万画素
バッテリー 5800mAh
サイズ 約260 x 163 x 9.6 mm
重量 約567g

3G通信できるタブレット

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このTeclast X10、3GのみですがSIMを入れてのデータ通信が可能です。格安SIMを入れて、APNを設定してあげればちゃんとつながります。(よくあることですが、設定したのにモバイル通信がオンになってなくてなかなか繋がらないなー、とかやってしまいました。)

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これなら外でも単独でデータ通信できるので、車に積んでカーナビとして使うのもいいですね。10.1インチのカーナビは画面広くて見やすそうです。

まとめ

うーん…。せっかく提供してもらったものですが、日本で使うにはやはり難しいですね。日本語化されてないこともそうですし、1万円程度というのは安くて手頃ですが、同じくらいの価格でdtab d-01gも手に入ります。こちらは8インチなので少し小さいですがLTEでの通信も可能です。どちらを取るかといわれたらdtab d-01gのほうが後悔しないと思います。

動作自体は悪いということはありません。普通に使うことができると思います。RAM1GBなのはあまり感じません。なのでめちゃくちゃ悪い、というものでもありませんが、あえて選ぶものでもない、という感想です。

日本の端末には飽きた、中華タブレットがいいんだ、というような人にはいいのかもしれません。お遊び用途なら選択肢に入れてもいいかもしれません。

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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。

様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。

スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。

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