モジュールを交換して機能を拡張できるスマートフォン「LG G5」を触ってきました
二子玉川ライズ内にある蔦屋家電にて、LGの体験フェアが4月17日まで開催されています。
次世代有機ELテレビなどの最新家電を展示しているこの体験フェアで、日本では発売されていないAndroidスマートフォン「LG G5」の実機も展示されていました。
- 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
LGのフラッグシップモデル「LG G5」
「LG G5」は今年2月に発表されたLGのフラッグシップモデルで、モジュールを交換することで機能を拡張できるのが大きな特徴です。
見た目は一般的なスマートフォンですが、本体下部にあるボタンを押すと、このようにモジュール(「LG Friends」と呼ぶそうです)を取り外すことができます。軽く押して取り外せるものではないので、カバンやポケットでいつの間にか外れてた、なんてことはなさそうです。
カメラ機能を拡張する「LG CAM PLUS」
用意されていたのは、カメラ機能を拡張する「LG CAM PLUS」とオーディオ機能を拡張する「LG Hi-Fi Plus with B&O PLAY」の2つです。「LG CAM PLUS」については撮影し忘れてしまったので、公式サイトの画像です。下半分の分厚くなっている部分が「LG CAM PLUS」を取り付けた状態です。
カメラそのものは本体のものを利用しますが、フォーカス調整ダイヤルやシャッターボタン、カメラ起動ボタンがついています。本体が分厚くなるぶん、撮影時のグリップ性も向上します。
ハイレゾ再生ができる「LG Hi-Fi Plus with B&O PLAY」
こちらは「LG Hi-Fi Plus with B&O PLAY」。DACアンプを内蔵し、32bitのハイレゾ音源の再生をサポートしています。
会場にはヘッドフォンが用意されているので、通常の音質との聞き比べもできます。実際に聴き比べてみると、当然といえば当然かもしれないのですが、ハイレゾ再生のほうが音の「深み」というか「奥行き」がありました(文字での表現は難しいですね…)。
広角撮影なデュアルレンズカメラ&日時は常時表示
メインカメラはデュアルレンズで、135度の広角撮影も可能です。ちなみにカメラの下にあるのは、電源ボタン兼指紋センサー。音量ボタンはこれまでのGシリーズとは異なり、側面に移動しました。
通常撮影と広角撮影を撮り比べてみました。こちらは通常撮影。
こちらは広角撮影。比べてみると、かなり広い範囲を撮影できていることが分かります。広角撮影と通常撮影は画面上でワンタッチで切り替えでき、「LG CAM PLUS」を装着している必要はありません。
「Always-on Display」は、画面がOFFの状態でも日時などを常時表示できる機能です。ちょっと時間を確認したい場合でも、バッテリーの消費は最小限で済みます。この機能はサムスンのGalaxy S7/S7 edgeにも搭載されています。
このほか、「LG G5」に接続して楽しめる全天球カメラやVRゴーグルも体験することができました。VRゴーグルは118gと軽量で、追随性も十分でした。
日本での発売は?
担当者に日本での発売予定を聞いてみたところ、「ぜひ発売したい」とのことでした。ただし、「SIMフリーとして発売するのはハードルは低いが、市場の売れ筋が2〜3万円の端末のなか、(LG G5の)7〜8万円の端末が売れるのか?となると、ちょっと厳しい。割引がある携帯キャリアさんはというと、腰が重い感じ」とのことでした。
たしかに8万円となると気軽に出せる金額ではありませんが、Googleにも自分の好きなパーツやモジュールを選べるスマートフォン「Project Ara」計画があるように、数年後には自分に必要な機能を選べることが当たり前になっているのかもしれませんね。サードパーティ製の「LG Friends」も出てきたりすると、さらに面白くなりそうです。そういった意味でも「LG G5」は非常に気になる端末です。
最後に「LG G5」の主なスペックです。
OS | Android 6.0 |
---|---|
CPU | Snapdragon 820 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 32GB |
外部メモリ | microSD (最大2TBまで) |
ディスプレイ | 5.3インチ 2560×1440 (Quad HD) |
カメラ | 背面:1600万画素+800万画素 前面:800万画素 |
バッテリー | 2800mAh |
サイズ | 約149.4 × 73.9 × 7.7〜8.6 mm |
重量 | 約159g |
この体験フェアは4月15日(金)から17日(日)までと期間は短く、残り1日となってしまいましたが、「LG G5」を体験できるまたとない機会ですので、お近くの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
蔦屋家電は、東急田園都市線・大井町線の二子玉川駅から徒歩3分です。
参考情報
- LG G5 & Friends: Life’s Good When You Play More | LG USA – #G5Modularity
- LGエレクトロニクス、史上初のモジュール型スマートフォン「LG G5」を発表 | プレスリリース | LGエレクトロニクス・ジャパン
- 二子玉川 蔦屋家電 – ライフスタイルを買う家電店
本記事に記載された内容は記事公開時点のものであり、必ずしも最新の情報とは限りません。記事をご覧いただく際には、最新の情報を確認するようお願いいたします。