マイボイスコムは、2回目となる「格安スマホ」に関するインターネット調査を実施し、その調査結果を公開しています。調査は2016年3月1日~5日に行われ、合計10,997件の回答が集まりました。
【調査結果】 http://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=21211
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格安スマホの認知率は91.3%
「あなたは『格安スマホ』をご存知ですか。」という質問に対し、「知っている」は44.1%、「名前を聞いたことがある程度」は47.2%となり、合わせて格安スマホの認知率は91.3%となりました。
「知っている」は、スマートフォンのみを利用している人で5割強、携帯電話・スマートフォン併用者で8割弱となっています。
スマホ利用者の2割強が格安スマホ・格安SIMを利用
格安スマホ・格安SIMカードのいずれかを利用している人は、スマートフォン利用者の2割強です。男性40代では3割と他の層より高くなっています。また、スマートフォンのみの利用者では2割弱、携帯電話・スマートフォン併用者では5割強となっています。
多くの人が月額利用料金に満足
格安スマホ・格安SIMカード利用者に対しての、現在利用している格安スマホ・格安SIMカードについて満足に感じている点という質問には、「月額利用料金」(62.9%)が最も多く、「データ通信容量」「通信速度の速さ」「通信の安定性」が2~3割で続きます。
選ぶ基準は月額料金・本体価格を重視
格安スマホ・格安SIMカードを今後利用したいか、という質問に対しては、利用意向者は24.7%、男性10~40代では3割強と高く、女性10代・50代以上では2割弱と低い傾向です。
また、スマートフォンのみの利用者では3割弱、携帯電話のみの利用者では2割弱、携帯電話・スマートフォン併用者では6割強となっています。格安スマホ・格安SIMカード利用者では8~9割です。
格安スマホ・格安SIMカードのサービスを選ぶ際に、重視する点については、「月額利用料金」(80.1%)の他、「本体価格」「通信の安定性」「通信速度の速さ」「データ通信容量の上限」が4~5割、「電話番号が引き継げる」「無料Wi‐Fiが利用できる」「バッテリーの持ち時間」「料金プランが豊富」「音声通話プランがある」が2割台で上位にあがっています。
格安スマホ・格安SIMに変えたくない理由
格安スマホ・格安SIMカードを今後利用したいかという質問に利用したくないと答えたのは39.0%です。利用したくない理由は以下の様なものがあがっています。
- 興味がない
- メールアドレスを変えたくない
- 本当に価格が安くなるかわからない
スマホのみ利用者では
- メールアドレスを変えたくない
- 通信速度が遅い
- 本当に価格が安くなるかわからない
携帯電話のみの利用者では
- スマートフォンを利用したくない
- 興味がない
- 現在利用しているもので満足している
が上位にあがっています。
そのほか、格安スマホ利用時の不安・不満に対するコメントは全6,284件が集まっています。いくつか抜粋します。
- 格安SIMに関する情報が少なすぎて賭けになってしまうこと(男性16歳)
- 通話が従量課金なので、万が一たくさん通話してしまった場合の費用が不安。(男性38歳)
- アフターケアに不安がある。いつまで保証してくれるのか?など。(男性48歳)
- お昼などの通信が混み合う時間帯はどうしても通信速度が遅くなることです。(女性27歳)
- 長年使用してきたものから変更する手続きや、利用するメリット、デメリットを調べるのが面倒。(女性29歳)
- SIMカードがほしい端末で使えるかどうかがわかりにくい(女性43歳)
- 高齢者には使いにくい。設定がややこしい。(女性70歳)
- メールアドレスの移行に伴う、会員登録やメルマガの登録変更を考えたら、格安SIMに乗り換えることは無いだろうな・・・番号ポータビリティならぬ、メールアドレスポータビリティなんてのがあったとしたら、考えても良いけど(男性27歳)
いくつか突っ込みどころもありますが、こういった不安をどう解消していくのか、というのも今後もMVNOの動きに注目したいところです。また、このサイトでもいかに上記のようなことを説明し理解してもらえるかを考えて記事を書いていきたいと思います。