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FREETEL Priori 3S LTEの設定項目を確認-特別なことは何もないけどそれでいい

FREETELのバッテリー容量4000mAhを積んだ新端末「Priori 3S LTE」を手に入れて数日それなりに使ってみてもいるのですが、特にクセがなく使いやすい印象です。Prieri 3よりも、価格が上がった分しっかりしている印象です。

一番の特徴であるバッテリーについては次回に回すとして、今回は基本的な設定項目を見ていこうと思います。ほとんどAndroid標準のようなもので、格安スマホ系にはありがちなものですが、キャリア端末とは違う部分もけっこうあります。

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ホーム画面と通知画面

デフォルトのホーム画面はシンプルに2面。テザリングアプリ(テザリングの設定画面に飛ぶ)以外はザ・標準と言った感じです。

通知画面はPriori 3と変わっていません。通知画面から更に引き下げると出てくるクイック設定パネルは、自分で順番を入れ替えることができます。ここからスクリーンショットを撮れるのもいいですね。

設定・ネットワーク関係

設定画面はAndroid標準ほぼそのままです。MIYABIやKIWAMIにあった、端末同士をくっつけてデータ転送できる「HotKnot」は搭載されていません。残念。NFCも非対応です。

アイコンがテイスト合ってないですが、「省エネモード」はバッテリー低下時にWi-FiやBluetoothのオンオフを切り替えます。

デュアルSIM

Priori 3S LTEはデュアルSIMなので、それらに関する設定もあります。それぞれに名前を付けられるので、2枚のSIMを装着するときは判別付くようにしておくといいでしょう。

1枚は音声、1枚はデータ通信、というように2枚使っての同時待ち受けはできません。それでもどちらもLTEには対応しているので、片方がデータ制限になってしまったら切り替える、容量が大きなデータをダウンロードするときは無制限SIMに切り替える、といった運用ができます。

私の場合は速度測定の時にSIMの入れ替えをせずにこの「優先SIM」でデータ通信用のSIMを切り替えるだけでいいというのは楽ですね。

データの使用量についても、SIM1枚ごとに分けて表示されます。

ディスプレイ

ZTE Blade V6にもありましたが「MiraVision」という技術で画質の調整などを行えます。これはMediaTekのSoCを使っているものに搭載されているようです。ただMIYABIにはなかったですね。

ピクチャーモードでは「標準」「鮮やか」「ユーザーモード」から選ぶことができます。この差はけっこう微妙な気もするのですが、試してみて納得がいくものに変更するといいと思います。

ユーザーモードの時は自分でコントラストや彩度といった値を変更できます。適用前と適用後を実際にプレビューしながら調整できるのがいいですね。

音と通知

Android5.1以降のこの画面はイマイチわかりにくい気がするんですよね…。通知音にはFREETEL独自のものも多数プリインストールされています。ちょっと和風なものがあるので面白いです。

ストレージとメモリ

Priori 3S LTEのストレージ容量は16GBで、初期状態では約10.5GBが空きとなっています。大容量のゲームを多数入れると心もとないですが、microSDカードも使えるので写真などはそちらに保存するようにした方がいいでしょう。

RAMは2GBで、初期状態では1.5GBの空き。これはけっこう空いていますね。アプリを入れていくと減ってしまいますが、とりあえずはなかなか優秀なのではないでしょうか。

バッテリー

4000mAhの大容量バッテリーを持つPriori 3Sさすがにあまり操作しない状態ではけっこうもちます。使おうと思いつつも設定などだけしか使えないでいた最初の3日間でまだ50%は残っています。
…とはいえ、実際に普通に使ってどうなのか、というのは、またMIYABIとの比較をしながら別の記事でやりたいと思います。印象としては「驚くほどではないが、やっぱり数値分だけは持つ」といったものです。

セキュリティー

こういった格安スマホ系の端末ではもはやおなじみとなっていますが、アプリのアクセス権限を自分で確認・許可できる項目もあります。もちろん許可しないことも可能です。
そのほか、シークレットモードという項目があります。

シークレットモードでは、指定したファイルをギャラリーなどのアプリから隠し、この項目からだけ確認することができるようにします。もちろんパスワードで保護できるので、ちょっとまずい画像やファイルはここに隔離しておくことで、他の人にスマホを貸すときや紛失時も(ある程度は)安心できます。

その他の設定

「ジェスチャー操作」という項目があります。これは端末のセンサーの前で手を振ることで、ギャラリーで次の画像にしたり、音楽プレーヤーで次の曲にしたりできます。料理中など手が汚れている時にスマホをちょっとだけ操作したい時には便利…なのかもしれませんが、イマイチ使いドコロというか、そういうシチュエーションがありません。できることもかなり限定されてますし…。

また、電源のオンオフをスケジュール管理して自動化できます。ただでさえ大容量のバッテリーを積んでいるPriori 3S LTEですが、この機能を使って睡眠中や仕事中など、スマホを使わないであろう時間帯は電源を自動でオフにしておくことで節約できます。

Priori 3S LTEのベンチマーク結果

いつもどおり、AnTuTuベンチマークで測ってみました。バージョン6.0では23746、バージョン5.7では20432でした。他の格安スマホ系と変わらないか少し下ですが、価格差とがそのまま、というよりはむしろ健闘している方だと思います。

一応、かんたんなスペック表も載せておきます。

OS Android 5.1
CPU Quad core 1.0GHz
RAM 2GB
ストレージ 16GB
外部メモリ microSDXC (最大128GBまで)
ディスプレイ 5.0inch/1280×720
カメラ 背面:800万画素
前面:200万画素
バッテリー 4000mAh
サイズ 144×72×9.4mm
重量 161g
価格(税抜) 17,800円

まとめ

Priori 3S LTEの設定に関しては、とても「普通」です。一部、Nexus端末などにはない機能もありますが、ほかの格安スマホにも搭載されているようなものばかりで、Priori 3S独自の、というものは見当たりません。まぁそれはクセもなく使いやすいともいえますし、悪いことではないと思います。

基本的な動作も、普通に操作している分には引っかかりもなく普通に使えます。CPUがQuad core 1.0GHzでもう少しあったらな、とも思いますが、現在のところは特に問題なく、本当に1.0GHzなの?と思うくらいです。また、Priori 2やPriori 3で問題だった独特のスクロールというか、急に大きくスクロールしてしまう動作については、Priori 3Sでは遭遇していません。この点だけでもずいぶん使いやすくなったと思います。

普通に普通の格安スマホとして使えるPriori 3S LTEですが、そうなると比べるべきはPriori 3ではなく価格的にもMIYABIになります。次回はバッテリーの持ちなどをMIYABIと比較してみたいと思います。

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