音声付でも月額700円~!月間500MB未満は無料でLTE通信できるSIM「0 SIM(ゼロシム)」発売!
ソネットは1月26日、月間500MB未満なら無料でLTEの高速データ通信が可能なSIM「0 SIM(ゼロシム)」をソネットのWebサイトにて開始しました。
先月話題となった「デジモノステーション2月号」の付録として付いていた「0 SIM by So-net」が、SIM単体で一般販売された形です。
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0円スタートの二段階定額制SIM
『0 SIM』は、ソネットのPLAY SIMと同じように NTTドコモの4G/LTEネットワークに対応した、いわゆる格安SIMです。下り最大225MbpsのLTE高速データ通信が可能です。
一番の特徴はなんといってもその料金形態です。『0 SIM』は、 月間データ通信量に合わせた「二段階定額制」を採用、そのスタートが(データ専用プランの場合)0円からとなっています。
「データ専用プラン」は、 月額料金0円スタートで500MB未満は無料、 500MB以降100MBごとに税抜100円の従量加算となり、 1,600円(2GB)でストップします。 2GBから5GBまでは1,600円定額で高速通信を利用でき、5GBを超えた場合は制限がかかり、当該月末まで200kbpsとなります。ただし追加でチャージすることも可能です。
データ通信量に合わせて料金が加算されていく形はFREETEL SIMやb-mobileおかわりSIMなども同じですが、月500MB未満なら無料で通信できるというのはインパクトあります。500MBと言うと、メインで使用するのはかなりキツイと思いますが、メールしかしないような人ならこれでも大丈夫かもしれません。500MBを超えたとしても、2GB1600円でストップするので使いすぎの心配もありません。
なお、月額0円のSIMといえば、過去に日本通信も過去に「基本料0円SIM」というものを出していましたが、現在は新規受付を終了しています。(もっともこれは100MBで3600円に達するという、現在の基準では高すぎるものになってしまいました…。)
SMS機能付き、音声通話機能付きのプランも登場
デジモノステーションの付録はデータ通信専用のnanoサイズのSIMのみでしたが、今回発表されたものは標準/micro/nanoの3サイズ揃っており、さらにSMS機能付き、音声通話機能付きのプランも用意されています。料金はデータ+SMSプランは150円、データ+音声プランは700円が加算されることになります。データ通信をほとんどしないのであれば月額700円で音声通話も含めて維持できますね。
利用料金
データ専用プラン | データ+SMSプラン | データ+音声プラン | |
---|---|---|---|
月額料金 | 0円~1,600円 | 150円~1,750円 | 700円~2,300円 |
ユニバーサル サービス料 |
月額料金に含む | 2円/月 | 2円/月 |
SMS送信料 | – | 3円~/1通 | 3円~/1通 |
音声通話料金 | – | – | 20円/30秒 |
留守番電話 | – | – | 300円/月 |
キャッチホン | – | – | 200円/月 |
その他の料金
初期費用(登録事務手数料) | 3,000円 |
---|---|
最低利用期間 解約違約金 (データ+音声プランのみ) |
5,200円 |
MNP転出手数料 (データ+音声プランのみ |
7,000円 |
SIM切替手数料 | 3,000円 |
SIM交換手数料 | 3,000円 |
チャージ料 | 100MB:500円 500MB:2,100円 1GB:3,800円 |
0SIMの注意点
0円で500MB未満まで使えるSIMとしてデジモノステーションのときから注目されていましたが、いくつか注意点もあります。
- 途中でプラン変更は不可。改めて新規契約となる。
- SIMカードの契約は1人1枚まで。
- 音声付きプランは12ヶ月の最低利用期間がある。
- 解約時はSIMカードの返却が必要。返却がない場合はSIMカード損害金として3000円。
- 3ヶ月連続してデータ通信の利用がない場合は自動的に解約。ただし音声通話対応プランは除く。
- 契約はクレジットカード必須。(デビットカードやプリペイドカード、ならびに一部の海外発行のクレジットカードは登録できない場合があるとの記述。)
3ヶ月連続でデータ通信しないと自動解約となってしまうので、完全放置というわけには行かないようです。月間わずかな通信を定期的にするような、そんな用途には適しているかもしれません。また、音声通話対応プランの場合はこの自動解約もないようなので、月額700円で携帯電話回線を維持する、という目的でも使えるかもしれません。
人を選ぶSIM
内容的にはデジモノステーションの付録で付いていたものと変わりません。実際にスマホでの利用開始方法などは、過去の記事を参照してもらえればと思います。回線速度的にも、そう悪くない程度は出ていたと思います。
月額0円はすごいですが、実際に500MB未満で済むという人はそういないと思います。また、現在のSIMに無料でプラス500MBと考えても、それだけのために3000円の初期費用とSIM切り替えの面倒をどう思うか、ですね。
格安SIMはどのSIMでも同じですが、自分の使用量や利用シーンなどをよく考えて契約したいものです。
参考情報
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。