Galaxy新製品発表会「Galaxy Media Day」参加レポート
Galaxyアンバサダープログラムの企画で新製品発表イベント「Galaxy Media Day」に参加してきました。
すでに他のメディア等で発表発表内容は出ていますが、「Galaxy A8」「Galaxy View」「Galaxy VR」「Gear S2 / Gear S2 Classic」がそれぞれ発表されました。
短い時間ではありましたが、それぞれの説明を受け、触ることができましたのでレポートしていきます。
なお、それぞれの製品に関する詳しいスペック等は記載しませんので公式サイトなどをご覧ください。
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NEXT IS NOW
まずは代表取締役 最高執行責任者である堤浩幸氏のプレゼンテーションです。
Galaxyは2010年のGalaxy Sから日本のスマートフォン市場に参加してきました。私が実際に手に入れたのはGalaxy S3とS5(とGalaxy Nexus)くらいですが、ほかにもアンバサダーイベントなどでS6 edgeやNote Edgeも使わせてもらったことがあります。
メディア向けにいろいろな話もしていたのですが、あとから考えても印象に残っているのは、これからIoTに注力していくというようなことでした。
最近はGoogleやYahooなど大企業がIoT分野に注力し始めており、でもそれがどのようなものかイマイチ私にはわかりにくいのですが、とりあえず「モノのインターネット」ということで、あらゆるモノにインターネットが繋がり、それが人と繋がり、新しい道が切り開かれる、と思っています。
なんだか壮大過ぎて現実感が欠けるんですね。
なので、正直スライドでIoTが出た時点で「あぁ、それか…」とかなり冷えた目になっていました。ですが、その印象も発表会を通じて少し変わったかもしれません。
そしてそれぞれの製品の話に移り、小グループに分かれて今回発表された製品を1つ1つ数分間の説明を受けることになりました。順番にご紹介していきます。
Galaxy A8
当日に発表されたGalaxy A8です。今回私はこれの目の前に座っていました。
auスマホ史上最も薄い6mmというのが最大の特徴のようです。たしかに薄いです。
ディスプレイが5.7インチあり、こんなに薄い割に持ちやすさはそれなりにあります。それは背面がわずかながらラウンド状になっているのが良いようですね。「薄さ」と「持ちやすさ」を両立し、かつ感じる事ができます。
カメラ部分は僅かに出ています。
この写真のほうが分かりやすいでしょうか。S6 edgeの時は画面を下に向けて置くのが基本とされていましたが、A8もそうなのでしょうか。背面を下にしても傷つくのはカメラのレンズではなくリングでしょうけど、ちょっと気になりますね。
背面下にauロゴがありますが、背面全体と同じ色合いで書かれており上品に思えます。
全体的な見た目は高級感というか上品さがあってとても良いです。
実際に持ってみると狭額だけはありますが、それでもさすがに5.7インチは大きいですね。
S6 edgeでもありましたが、ホームボタンを2回押すとカメラが起動します。これはスリープ状態からでも同様です。
直接比べたわけではありませんが、体感的にはS6 edgeよりも早いのでは?と思いました。
また、ホームボタンを3回押すと画面縮小モードになります。
こちらも、こんな簡単操作でいつでもできるのはいいですね。
Galaxy View
続いては18.4インチの大きさを持つ「Galaxy View」です。かなりデカイです。
重さは約2.7kgで、背面には取ってが付いており、気軽に室内を持ち運べるということです。基本的に法人向けなので一般販売はありませんが、北米などでは600ドル程度で販売されているとのことです。
膝に置くとこんな感じ。デカイですね。ノートPCよりも重量感あります。
この大きさがあるとキーボードもかなり打ちやすいです。
日本語キーボードは展示機にはインストールされていませんでしたが、英語キーボードにはなんとテンキーも付いています。
ただ、私は普段PCでも最上段のキーを使って数字を入力している(スマホのQWERTYキーボードでも最上段に数字が置かれることが多い)とテンキーがあっても数字入力は最上段を探してしまうので、その点だけは残念でした。
それにしても18.7インチはデカイ。残念ながらデレマスをインストールするほどの時間は無かったのですが、この大画面でやったら迫力ありそうですね。なお解像度はフルHD(1920×1080)でした。
ただ、背面のスタンド兼取っ手が常にK字状態であり、机などにベタ置きできないのは残念。寝かせて置いた状態で操作すると、画面上部を触った時に揺れてしまうという欠点があります。ガジェットショットの方の言葉を借りると「スクフェスはできないけどデレマスならできる」といったところです。
個人向けでの販売は今のところありませんが、Samsungの方からは逆に個人用としてあったらどうかと聞かれたので可能性が無いわけではないのかもしれません。これだけ大きいとお絵かき用の液晶ペンタブレットのようにも使えそうなので、そういった需要もあるのでは?と思います。
Gear VR
Gear VRはこれまで何度か限定で販売もされていましたが、今回は4世代目となり初の一般販売となります。
過去にGalaxy Shopで体験したこともあるのですが、それに比べかなり軽くなっているようです。
参考→Galaxy ShopでGaalxy S6 / S6 edge、そしてGear VRを体験してきました。 | orefolder
実際に付けて見たところ、立体的に浮かび上がっているような中でニコニコ動画をみたりゲームなど面白い体験ができました。また、装着したスマホのアウトカメラを使って外の様子を見ることもでき、リアルタイムの現実世界に様々な情報を表示するような視界を体験することもできました。これはかなり面白かった(興味深い的な意味で)です。
まぁ、技術的にどうというよりも、対応するアプリの数など、あとはいかに「普通に普通の人が使うようになるか」ということだと思います。
Galaxy Active neo
Galaxy Active neoはすでにドコモから先月に発売開始されているGalaxyのタフネスモデルです。
こういうデザイン、けっこう好きですよ。
意外なことに、このGalaxy Active neoも女性向けを狙っているてんがあるそうです。主婦層などは水を扱う事が多く、また子育てならば子どもが触って投げてしまうことも想定できます。そういった時にでもこの製品なら安心、と。
そう思うとこのデザインも可愛く見えて…くるのかな?
まさにタフネスです。
Gear S2 / Gear S2 Classic
そして最後はSamsungのスマートウォッチ「Gear S2」と「Gear S2 Classic」です。両者の違いはデザインです。Classicのほうは普段の時計としても違和感なく使えそうです。
Gear S2はどちらもTizen OSをベースとしており、Android Wearではありません。そのため、これまではスマホと連携できると言ってもGalaxyとしか使うことができなかったのですが、Gear S2はAndroid 4.4以上のスマホと連携することができます。これでGalaxyユーザーでなくても購入を検討する価値が生まれました。
面白いのが円形のディスプレイをうまく使った円形のUIです。
これはアイコンをタップすることで起動することはもちろんですが、時計回りのリングを物理的に回すことでメニュー選択することもできるというものです。これがなかなか面白くかつ実用的だと思いました。アナログに動かすことによる「わかりやすさ」がとてもいいです。
側面には2つのボタン。上側が「戻る」ボタンになっています。やっぱり物理ボタンはあるとわかりやすくていいですね。
また、こうして見てもそうですが、意外と厚みを感じさせません。正直、初めてMoto360の実物を見た時はちょっと厚さが気になったのですが、Gear S2はそれを感じさせません。今になって思えば時計本体とベルトの結合部分のデザインの差なのかな?とも思えますが。
実際に腕に装着してみてもそんなに違和感はありません。私は今までにLGのG Watch RとASUSのZenWatchを使ったことがありますが、どちらもやはり「ちょっと大きめの物体が腕についてる感」がありました。ですがGear S2はかなり自然に腕時計と同じレベルの装着感です。
(あくまで1年前のAndroid Wear端末なので、最近のAndroid Wear端末も装着感いいのかもしれませんが。)
けっこう気に入ってしまいました。
また、設定の中にはキーボードに関するものも。
音声入力のようなことももちろんできるのですが、人前で音声入力はまだまだ恥ずかしいのでこういった入力方法がOSレベルで用意されているのは嬉しいところです。
製品の出来としてはかなり惹かれるものがありました。ただAndroid Wearではないので、スマホにインストールされているアプリとのもっと密な連携であったり、対応アプリという点では不安はあります。
スマホの通知を表示したり、それに対するメールやLINEの簡単な反応が主な使用目的だとすれば、本製品は魅力的だと思います。
全製品を見終えて
少し長くなりましたが、ここまで5つの製品を見てきました。最初は目玉となる製品はどれだろう?Galaxy A8は買いか?などと思っていたのですが、冒頭の堤氏の話とも総合して考えると少し変わった感じ方になってきました。
なんというか、「スマホ」や「スマートウォッチ」といった「個」で突き抜けていくのではなく、それらを包括して、もっと広い世界を構築していく、そのための製品群なのかな、と感じてきました。ただ、その世界をSamsungの檻の中だけで実現するのではなく、Gear S2がGalaxy以外のAndroid端末と連携できるようにもっと広い世界を見ているというのも感じました。
正直、今回の製品群の中での「欲しさ」で言えばGear S2 Classicが抜けており、時点でGalaxy A8かな?という程度ですが、今後のSamsungの動きがちょっと楽しみになってきました。
なお、各製品の詳しいハンズオンなどは隣に座っていたガジェットショットさんの方で書かれていますので、ぜひ参考にしてください。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。