FREETELの2015年秋冬モデル、そして待望のフラッグシップ機である「極 KIWAMI」を購入しました。極には通常の黒・白のほかに受注生産モデルの「和柄」があります。こちらは通常版よりも2万円ほどお高いのですが、せっかくなのでその和柄を購入しました。
FREETELのフラッグシップとしての極、いろいろ書きたいことはありますが、まずは開封の儀です。
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開封の儀
雅の箱と並べてみました。一回り大きいですね。また雅は白、極は黒と対照的なデザインとなっています。雅は墨絵、極は金箔のイメージですね。
極の箱は上蓋と下の部分がピッタリはくっつきません。微妙に隙間があり、そこが金のラインのように見えます。ちょっとオシャレですね。
箱を開けると白がかった袋の中にKIWAMIが入っています。
雅のときにデカイと思った「プラ」ですが、今回はそんなに大きくありません。いや実は大きさはほぼ一緒ですが、端末の大きさから相対的に小さく見えます。
…なお、これ箱の上蓋の向きと中身の端末の向きが逆になっていました。まだまだツメが甘いですね。
中敷きの下にはマニュアル類が入った紙ケースとUSBケーブルにACアダプタです。このケーブルがなんとも言えないダサさがありましたが、まぁ使わないのでいいです。
紙ケースを開けると中にはスタートアップガイドなどが3つとSIMピンが入っています。ピンはけっこう長いタイプですね。
ACアダプタ。ちょっと大きい気がします。
雅のものよりも少し大きい感じ。
性能的にも微妙に違うようで、雅は「入力AC100-240V 50/60Hz 0.2A 出力DC5V 1.5A」と書かれており、極のものは「入力100-240V 50/60Hz 0.5A 出力5V 1.8A 7V 1.8A」と書かれています。
出力が1.8Aと0.3A増えているということはその分早く充電できるということでしょうか?(正直この辺りの理科は苦手だったのでよくわかりません。)
極の外観
上から見るとわりと普通のスマートフォンですね。6インチなのでけっこう大きいです。
下側。USBポートがあり、その左右に小さな穴。これはスピーカーのようですが、実際に音が出るのは右側だけです。…え、じゃあ左側は?
右側面に電源と音量ボタンがあります。この辺りは雅と一緒ですね。ただ全体的に見ても、極のほうが高級感を漂わせています。
上部分。イヤホンジャックのところだけ少し膨らんでいるデザインですね。
全体的に見ると背面はややラウンド状になっています。
左上部分にはSIMトレイが2つ。MicroSIMとnanoSIMのデュアルSIMです。
ここまでの写真でも気づくかもしれませんが、ディスプレイの上下部分には何か模様が入っています。
あまりこの部分に装飾を入れるスマートフォンもありませんので、なかなか隠れたオシャレになっていますね。
背面はこのモデルの特徴でもある和柄となっています。
漆と金を使った、豪華な装飾です。この金の輝きが、写真に撮ろうとすると難しくて、なかなかその魅力を伝えきれていないと思います。ぜひ実物を見て欲しいですね。
上のほうにはカメラと指紋認証が。
この部分がちょっと出っ張っていて目立ってしまうのが残念です。
基本的な柄は箱に描かれているものと同じです。
まぁ、この背面に+2万円の価値を感じるかどうかと言われると疑問ですが、こういった姿勢というか挑戦は讃えたいと思います。
大きさ比べ
6インチという大きさなので、適当に並べてみました。
左からXperia Z3 Compact、雅、極、Xperia Z Ultraです。
背面。極だけ板じゃない感じです。
手に持っての印象
単に「持つ」だけなら持ちやすいです。背面が僅かですがラウンド状になっているので角が当たる「板っぽい」感はありません。
ただ、この和柄モデル限定の話ですが、金箔の凸凹がけっこう気になります。いやそれは拘って凸凹を出しているのですが、初めて持つと気になると思います。慣れれば大丈夫だと思いますが。これが滑り止めに役立って…いるかなぁ?漆部分よりは金箔部分のほうが滑らないです。
また、やはり6インチというのは大きいです。持つのは持ちやすいですが、操作は片手だとかなり頑張らないと…。その辺りは割り切る必要がありますね。
デュアルSIM…だけど
極はデュアルSIM対応です。MicroSIMとnanoSIMに対応しており、両方同時に挿すことができます。LTE/3Gと2G(GSM)の同時待ち受けは可能ですが、日本では2Gは意味ないので実質両方同時は無いです。
上側にあるSIMスロット2はnanoSIMとMicroSIMのスロットを兼用しています。同時には入れられません。つまり
nanoSIM + MicroSIM = OK
nanoSIM + MiscroSD = NG
Micso SIM + MicroSD = OK
です。
SDカードを使いたい人はMicroSIMで運用するしかないですね。まぁ内部ストレージ32GBありますし、クラウドにデータを残すのも普及し始めているので、そこまでSDカードが必要な人もそう多くないと思いますが。
起動
起動アニメーションは雅と同じです。SAMURAIロゴが出てくる様がカッコいいです。雅の時にこの起動アニメーションの音がなんだか安っぽいというかなかに空洞があるような音だったのですが、極ではそれが解消されていました。
雅と比較です。画面の輝度はどちらも中央あたりですが、極のほうが暗い気がしますね。デフォルトで貼られているシートの差なのかもしれません。普通に使っている分にはそれほど気になるものではありません。むしろ雅が明るいということ?
ただ6インチということで、アイコンが大きいですね。雅の画面をただ拡大したようになっていて、ちょっと「ぬぼー」っとした印象を受けます。Xperia Z Ultraはアイコンが横に7つ並ぶくらいになっていましたが、極は5個です。Nexus 6も5個ですが、極に比べアイコンとアイコンの間が開いている気がします。
この辺りの中身については、また後でじっくりと見ていきたいと思います。
まとめ
全体的な雰囲気として、極、いいですね。箱なども凝っていると思います。簡単に触った感じでは動作も良好ですし。
ただ、SIMを入れるトレイ部分は少し怖さを感じました。スロット1のほうは少し固めで、また最初に入れた時はSIMを認識してくれませんでした。どちらもトレイを抜くといつもカードが落ちます。もう少し安定性が感じられると良かったですね。
さて、どうせならと和柄を選んだわけですが、これに+2万円の価値はあったのか。うーん…。
今回の写真を見ても、背面を写しているのって少ないですし、実際使っていても背面を見ることは少ないですよね。そこに2万円。
…まぁ、自己満足ですよね。それ以外の何者でもないです。
普段使いとして外に持ち出すことを考えると、この和柄モデルを取り出すのはちょっと勇気がいりますね。普段使いとして購入するなら、通常版を買ったほうがいいと思います。そちらも数量限定のようですが。和柄は趣味の範囲ですよ、趣味。
…というわけで、今回はまず極KIWAMIの外観でした。次回以降、この端末の中身にも触れていこうと思います。