Androidの歩数計アプリ8種類の比較 (2015年版)
Androidの歩数計アプリを8種類ほど選んで1つの端末にインストールし、2ヶ月ほど使い勝手を比べてみました。
この歩数系アプリの比較というのは2年ほど前にも行っています。
→歩数計アプリの比較 | orefolder.net
2年経って、その間にまた新しいアプリも登場し、既存のアプリもUIが変わったりしていましたので、それらを含めて(私基準なので見た目が主になりますが)比べてみました。
追記:2017年版書きました。
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比較したアプリ
今回比較検討したアプリは以下の8種類です。
- 歩数計
- 歩数計 for KitKat
- 歩数計 – Accupedo
- Lifelog
- Moves
- 歩数計ならNoomウォーク:ダイエットの記録アプリ
- 歩数計&ダイエットのコーチ
- Google Fit
選択基準は、Playストアでのスクリーンショットから見る見た目と、レビューの星の数です。純粋に歩数計アプリではなく、ライフログ系のアプリも入っていますが、歩数計としても十分使えると判断したため入れています。
また、歩数計アプリでも「特に何の操作もしないでも勝手に記録される」ものを選んでいます。ワークアウト要素の高いアプリは歩き始める最初と最後に操作をしなければならず、これは今回の目的とは合わないので除きました。
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歩数計
- 歩数計
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制作: tayutau評価: 4.3 / 5段階中価格: 無料 (2015/11/11 時点)
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アプリを開いた画面がそのままその日の数値となっており、見やすいです。
上部のタブで簡単に1日/1週間/1ヶ月を切り替えでき、前後の範囲にもすぐに移動できるのはいいですね。歩数の値は時間ごとに自分で入力・編集することもできます。
テーマがいくつか用意されており、切り替えることができます。
全体的に使いやすいのはいいのですが、デザインがもう一歩かな、と思います。悪いわけではないのですが、イマイチフォントが詰まりすぎて窮屈に思える部分があったり。余白の取り方を工夫したり微妙なバランス調整でもっと良くなる気がします。
歩数計 for KitKat
- 歩数計 for KitKat
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制作: DIVLIGHT.net評価: 4.1 / 5段階中価格: 無料 (2015/11/11 時点)
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アプリを起動した画面では、上部にその日の概要、下部に時間ごとの歩数が表示されます。リストの1つをタップすれば、詳細な内容も表示されます。
しかし前後の日付に移動できなかったり、1ヶ月の歩数を1画面で見ることができないなど、使い勝手はイマイチかな、と思います。
マテリアルデザインをベースとしたシンプルなデザインで、テーマも幾つかから選べます。このデベロッパーさんはいつも本アプリのように見た目をキレイに整えてくるので、その点はとても安心できます。
あくまで機能はシンプルなので、それをわかって使うならいいと思います。私としてはやはり1ヶ月分をまとめて見られる棒グラフがないのが残念です。
歩数計 – Accupedo
- 歩数計 – Accupedo
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制作: Corusen LLC評価: 3.8 / 5段階中価格: 無料 (2015/11/11 時点)
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『歩数計 – Accupedo』は、かなり前からある評価の高い歩数計アプリです。必要な情報を必要に合わせて表示という、当たり前のことをそつなくこなすのは、こういうメジャーアプリのいいところでしょう。
今となってはデザイン的に少し見劣りするかな?とも思えるのですが、なにげにマテリアルデザインっぽくなっています。有料版ならテーマにも対応していますし、広告もなくなります。
歩数計アプリとしての基本的な機能や使い勝手としてはやはり十分以上のものを持っています。悩んだらコレでいいと思います。
Lifelog
- Lifelog
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制作: Sony Mobile Communications評価: 3.6 / 5段階中価格: 無料 (2015/11/11 時点)
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『Lifelog』は基本的には歩数計ではなく、もっといろんな情報を残すライフログ系アプリです。リリース当初は限られた端末でしか使えませんでしたが、今なら殆どの端末で使え、Googleアカウントで管理できます。
歩数に関しても、Google Fitと連携しているので、SmartBandなどの外部装置を購入していなくても使えます。
歩数計としての細かい調整はできませんが、グラフの見やすさなどはかなりいいほうだと思います。SmartBandを装着していれば、スマホを持っていない時の歩数もカウントできるので、ちょっとトイレに立った30歩も記録してくれるのはありがたいです。
スマホでの操作を他にもいろいろ記録してくれるので個人的にはかなりオススメです。
Moves
- Moves
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制作: ProtoGeo評価: 3.8 / 5段階中価格: 無料 (2015/11/11 時点)
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『Moves』も、どちらかといえばライフログ系のアプリに属します。何歩歩いたか、というよりも毎日どこへ行ったのか、を記録するアプリです。歩いているのも走っているのも電車などに乗っているのも別々で記録してくれます。
歩数と移動した場所をひも付けて記録したい人には便利だと思います。ただ、月間での歩数グラフなど、まとめて見る機能はないので、やはり歩数計としてみると機能不足となります。
Noomウォーク
- 歩数計ならNoomウォーク:ダイエットの記録アプリ
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制作: Noom Inc.評価: 4.1 / 5段階中価格: 無料 (2015/11/11 時点)
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『Noomウォーク』も老舗の歩数計アプリとなります。FacebookやGoogle+でログインして世界中のユーザーと繋がったり比較することができます。
機能的にはシンプルで、その分バッテリー消費も少ないのが特徴です。ただ、これまでの履歴をリストで見られるもののグラフ表示がないのは残念です。デザイン的にも、イマイチかな?と。
Pacer
- 歩数計&ダイエットのコーチ
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制作: Pacer Health評価: 4.4 / 5段階中価格: 無料 (2015/11/11 時点)
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『Pacer』(歩数計&ダイエットのコーチ)はこの2年間で最も変わったアプリの1つではないでしょうか。
2年前に比較した時は「見た目はオシャレだけど細かい数値は見れず、機能はかなり絞ってる」という印象でした。現在では機能も増え、オシャレ感も(相変わらずカッコよさはありますが)別の方向になった気がします。
歩数計としての機能も増え、体重を記録してダイエットに役立てたり、目標設定ができたりと万人向けになってきました。
不満点としては、グラフ表示が過去1ヶ月・6ヶ月・全体となっており、9月や10月と言った単位で確認できないこと、その前後の範囲で表示ができないことです。この点がなんとかなってくれれば、歩数計…というよりもフィットネス系アプリとしてかなりいいものだと思います。
Google Fit
- Google Fit
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制作: Google Inc.評価: 4.0 / 5段階中価格: 無料 (2015/11/11 時点)
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『Google Fit』は今のスマホなら大抵最初からインストールされており、勝手に記録されていると思います。(だからこそあるのに気付かない人もいるかもしれないですね。)
全体的なデザインはさすがGoogleのマテリアルデザインで、歩数のグラフ表示などもあります。歩きと走り、自転車を自動判別してくれますし、目標の設定もできます。これはもう完璧とも思えるのですが、他の歩数計アプリに比べて操作が若干独特(基本的に縦スクロール)なので、その点は戸惑うかもしれません。
ただ、最初からインストールされているものですし、特にこだわりがなければこれで十分とも思えます。
ウィジェット
ここに挙げた8つのアプリのうち、『歩数計 for Kitkat』『Accupedo』『Lifelog』『Pacer』『Noomウォーク』『Google Fit』にはウィジェットもあり、ホーム画面上で歩数を確認できます。
それぞれ複数のウィジェットが用意されていますが、代表的なものを並べてみました。
歩数だけのもの、目標に対しての進捗がわかるものなど様々です。背景色を変えられたり多少のカスタマイズできるものもあります。ウィジェットはあくまで付加価値となると思いますが、ちゃんとチェックしておきたいですね。
バッテリー消費
さすがに8個も歩数計アプリをインストールしているとバッテリーの消費がかなり早いです。仕事中など動いていない時はそれほど減らないのですが、歩いている間はスマホを使わないでも消費していきます。
どこまで信用できるかわかりませんが、『Battery Doctor』によるここ24時間のアプリごとの消費を掲載しておきます。
やはり機能が多いもの、GPSで代替の場所を記録するものはバッテリー消費が大きいようです。ただ、歩数計アプリを8個も入れているから消費が激しいだけなので、これらのうち1つを入れただけではそんなに気にするほどのものではないと思います。
まとめ
歩数計アプリというと、その「精度の良さ」を気にする方もいると思いますが、今のアプリは大抵「感度の調整」ができるようになっています。それに絶対的な数値で何歩歩いたかよりも、相対的に「最近よく歩いてる」「だんだん歩かなくなってきた」というように自分の体調管理に使うのがいいかな、と思います。さすがに自分ですべて数えた時と千歩単位で違っていたら困り者ですが。
さて、今回8種類を試してみての私のオススメですが、やはり歩数計として見るなら2年前と変わらず『Accupedo』でしょうか。ただ、私の場合はライフログとして『Lifelog』を愛用していますので、これで十分だと判断しました。
わざわざ新しいアプリを入れるのも面倒で嫌という方なら、『Google Fit』をもう少し活用してみるのもアリだと思います。また、メーカー製のアプリがプリインストールされていることも多いので、まずはそれを試してみるのもいいと思います。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。