プレスリリースなどを見ていたら、面白いものを発見しました。
そのサイトがこちら↓
『RBB TODAY SPEED TEST』というのは、私もSIMの速度測定で使用しているアプリです。
RBB TODAY SPEED TEST-
制作: 株式会社イード(IID, Inc.)評価: 3.7 / 5段階中価格: 無料 (2015/9/11 時点)
ダウンロードposted by: AndroidHTML v3.0
このアプリで測定されたデータをもらって集計し、各地域ごとにSIMごとの実効速度を掲載・比較しているとのことです。
(たしかにこのアプリの説明に「※取得した情報は統計データとして活用する可能性のほか、通信エリア改善等の目的で第三者に開示する場合があります。」と書かれています。)
- 本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
地域ごとに実効速度で比較ランキング
現在は全国どこでもUQ mobileがトップのようです。さすがですね。
各地域ごとのページに行くと、日ごと、時間ごとのグラフでわかりやすく表示されています。
これを見れば長期的にどんな速度が出ているのか、1日の中での変化がわかりやすいですね。優秀。
んん?
あれ?と思いました。
1日のうちで一番速度が出ないと思われるのはお昼時です。東京でその12時のデータ、一番速度が出ていないものを見るとmineoで6.15Mbpsだそうです。
え?6.15Mbpsも出てるの?え?
あー…平日と休日でだいぶ差があるのかな?どっちも混ぜてのデータなんですよね、たぶん。
突っ込みどころ
アプリのデータから実効速度を取得し、集計・表示するのはとてもおもしろくて有用でいいと思います。でも、このサイトをよくよく見ているとけっこう突っ込みどころがあるのですよね。
面倒なので思いついたのから箇条書きで。
- 注意書きに「期間中のスピードテストデータのうち、ジムーバに掲載しているMVNOの実効速度を集計しております。」と書いてあって、その「掲載されているMVNO」にY!mobileもあるんだけど「Y!mobileは純粋なMVNOではないためランキング対象としていませんが全MVNOの中でもTOPクラスです。」とも書かれている。
- 注意書きに「高速通信(下り計測結果1Mbps以上)のデータのみを集計しております。」と書かれている。お昼時に1Mbpsも出ないSIMは結果を省かれているそうです。だから6Mbpsも出るのか。
- 「GoogleのPlayストアでNexusを購入する | ジムーバ」こんな記事が「新着記事」としてサイト開設日に掲載されている。いったいいつの情報だよ!
- プレスリリースに「一部の記事は出版された本の内容(株式会社ソーテック社:格安SIM&SIMフリースマホ パーフェクトマニュアル/株式会社三才ブックス:格安SIMフリーでスマホ&タブレットを安く使う本)を掲載しており、質の高い記事を提供をしています。」と書かれており、先ほどの記事もその中の1つのよう。「質の高い記事」の「質」には現在の状況にあっているかどうかというのは含まれないのでしょうか。
- 「freetelの評判と格安SIMカード一覧 | ジムーバ」このページ、フリーテルはフリーテルでもフリモバ、つまり古い方のSIMについて書かれているっぽい。でもグラフは7月14日から始まっており(他のMVNOは7月1日から)、数値的にも、もしかしてグラフはFREETEL SIMで書かれている?
そんなわけでして。
やろうとしていることはとてもおもしろくて、有用なんじゃないかと思います。ただ、サイトを格好つかせるためにとりあえず用意した記事なのかなんなのか、中身の文章など書いていることに関しては疑問が残る部分が多々あります。
なんかいろいろ書いて商売ッケをだすというか、プロモーションサイトに見える作りよりも、淡々とデータを表示してくれるサイトの方が有用だったのではないかな、と思います。そんなんじゃ採算取れないというのはわかりますが。
そんなわけでして。
格安SIMの内容の比較などでしたら、検索してもなかなか出てこなくて1日100pvの「格安SIM比較」をどうかよろしくお願いします。