FREETEL Simpleを使ってみた。この軽さはすごいね。
先日手に入れたFREETELのSIMフリーガラケーこと「Simple」ですが、この週末に少し使ってみたので、いくつか気になった点など。
参考:freetel SimpleがSIMフリーガラクタと名付けられるまで – Togetterまとめ
↑こんなのを事前に見ていたので、非常に楽しみにしていました。
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外観編
前回の記事で開封の儀として外観写真はいくつか載せていました。たしかに値段相応のチープさがあります。でもまぁそれがいいんですけどね。新品の状態から何の気兼ねもなく使えます。これはpriori2でも感じたことです。普段の道具として使うという意味ではこれぐらい高級感を消していたほうがいいのかもしれません。
背面の質感は、私は好きなタイプです。しっとり。
あと、普通のケータイとくらべてもめちゃくちゃ軽い。バッテリー入ってるか不安になるくらい軽い。おもちゃとして、電話機能だけとして、持ち出すにはこういう軽さは嬉しい。
USBの蓋
いろいろなところで言われていたUSBの蓋。私のところに届いたSimpleも、箱を開けた時点ですでに少し開いているような状態でした。そして端末を少し振るとパカっと。
ただ、そのあとしっかりと蓋の真ん中をギュッと押し込むとちゃんと閉まって、意図せずに開くことはなくなりました。
その蓋を開けた時、遊びの紐が短いのが気になりました。USBケーブルを挿してもそれに干渉するんですよね。いやちゃんと接続はできるんですが、蓋を挟む形になってしまうのがなんか嫌です。
これはイヤホンジャックのほうでも同様です。
小さい
小さくて、こういうサイズは私は初めてです。これまでは二つ折りのケータイだったので、それなりに長さがあったのですが、これは小さくて本当に自分の声が相手に届いているのか不安になります。かつてのpreminiとかもっとそうだったと思いますが。
まぁ普通に電話できたので、ちゃんと届いているんでしょう。
電話帳について
ほかでもいろいろ言われていますが、よみがなの入力欄がありません。また、これまで使ってきたものからの移行も大変です。電話としてしっかりヘビーに使うのなら致命的でしょう。
私の場合、もうほとんど電話とかしないので、実家の電話番号でも入れておけばそれでOKです。電話帳に入れる件数が30件以下とか、それくらいシンプルな使い方には合うと思います。
文字入力について
「ぱ」がダメですね。
基本的な入力方法はいわゆる「ケータイ打ち」で、「ぱ」と入力するには「6(は)」→「*」→「*」となるのですが、ば→ぱの変換で少し待たないとダメです。パパっと連打しても受け付けてくれません。
つまり、素早く打つことなどできません。
また、これはマニュアルにも書いてありますが、「は」→「ば」→「ぱ」と変化していっても、そこで終わりです。「ぱ」→「は」とはループしません。ほかの「か」→「が」なども同じです。ループしません。キャンセルキーで戻ります。これはちょっと不便です。
充電について
充電のマークが充電マーク3本+0の4段階しかないので、あとどれくらい使えるのか、けっこう心配です。これは前のケータイもそうでしたが、スマホのパーセント表示に慣れていると不安になってきます。
で、最初は電池2本分充電されていたので、翌日出かける予定があったことだし、と充電したのですが、数時間後ケーブルを外しても2本のまま…。あれ?充電…されてるの…?と不安に。1000mAhしかないので、かなり早く充電完了すると思ったのですが、そうでもないようで。
その後一晩充電ケーブルを挿しっぱなしにしていたらフル充電になったので、充電はできているみたいですが…。
メディアプレイヤー
micro SDカードに入っていた曲を認識して音を聞くことはできました。でもこのケータイを買うようなシンプルを求める人は果たしてこの機能を使うのか…?
私はケータイでもほとんど音楽聞かなかったですしねぇ。
FMラジオについても同様。音質も良くないらしいですね。ただまぁラジオは音質云々よりも、いざというときに聞けるかどうかが重要、ということもあるので、機能があるのはいいのかもしれません。
マナーモード
これがちょっと厄介でした。
#キーを長押しでマナーモードになるんですけど、長押ししている間ずっと「プー」って鳴るんですよね。マナーモードを解除するときも一緒。メニューからマナーモードにすれば鳴らないんですけど。
そして、この長押しによる切り替えは「マナーモード」と「一般モード」の切り替えのみ。どちらも操作音は鳴ります。この操作音が嫌なので私は「サイレント」または「マイ設定」にするのですが、一旦マナーモードにすると、長押しではまた一般モードになってしまうんですよね。毎回メニューからたどって設定しなおさなければならない。面倒…。
総評
まず、ネット上の書き込みを見る限り、個体差がかなりあるようです。製品の品質から梱包の仕方まで、かなりばらつきがあるようです。統一された品質チェックが行われていない、みたいな。
そんな中、私のもとへきた端末は多分その中でも「当たり」の部類だと思います。特に問題らしい問題はないです。不満点はあるけれど。
でも、この端末はかなり人を選びます。特に今の時代は。
- 発信することがほとんどない
- 別途スマホを持っていて、データ通信などはそちらでやる
- でも電話回線だけのが欲しい
- 電話は誰かからかかってくるのを受信できればそれでいい
そんな人にだけ、向いている気がします。
値段は新品で見れば確かに安いですが、同じ6000円で、中古でならもっと別のフィーチャーフォンも見つかると思います。なんというか、本当、「消極的に人を選ぶ端末」な気がします。選ばれたからといって、「これサイコー!」となるかといえばそうでもなく「まぁこれでもいいよ」程度かと。
まぁ、ネタとしてはいい端末ですね。
昔見た「カード型携帯電話」とか「乾電池で動く携帯電話」とか、バッテリーが1ヶ月持つとか、そういうのに発展してくれると嬉しいんですけどね。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。