近くて熱くて魅力を感じた! FREETELのイベントに参加してきました。
古くからのXperiaファンには「Xperia非公式マニュアル」で、ブロガーには「ブログ飯」などで有名な染谷さんに、ある日、呼び出しを受けまして、FREETELのイベントに参加してきました。
正式な名称は知らないままでしたが、たぶんブロガーイベントだったと思います。
会場は新橋駅から徒歩数分のところにあるフリーテル本社。Twitterを見ているとどうやら知り合いが何人か新橋へ向かっている様子。参加者のことは知りませんでしたが、お互いに近づく気配を感じていました。
そして新橋駅から本社への道中でそうすけさんと合流し、ビルの前ではショーグンさんにご挨拶。こうやって人の名前を出すとブロガーっぽいですね。
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フリーテルは本気だ
会場で最前列の席につくと、ブロガーイベントではよくある軽食と飲み物が用意されていました。
ってビール…。
今までXperiaアンバサダーとかGalaxyアンバサダーとか、いくつかのブロガーイベントに参加してきましたが、ビールが出てきたところはありませんでした。軽食もなんか豪華そうな見た目です。
「これは…フリーテルは本気だ…。」
今回のイベント…というよりは、先月の発表会から続くフリーテルの気合を感じました。
社長が近い、すごく。
最初は増田社長からのご挨拶です。
…と思ったのですが、ご挨拶どころではなくプレゼンテーションというか説明というかが始まって、すっかり引き込まれていきます。
参加者は2-30名だったと思うのですが、会議室のような場所だったので、ものすごく近いです。最前列ですしね。
カメラを用意すると分かるのか、よく目線ももらいました。というより、会場のいろんな人をよく見ながら話していた印象ですね。
話の内容としては、こういうイベントでよくある「MVNOのSIMとは?」みたいな話からフリーテルがなぜそこへ踏み込むのか、といったようなことまで。
印象的だったことを。
- 年収・月収の10%近いお金が、何の形も残らない通信というものに消えている。これは果たして正しい姿なのか。
- フリーテルのフリーはSIMフリーのフリーが由来。
- 日本のものづくり、ウォークマンは欲しかった。でもアイワだった。
ちなみのこの「挨拶」、予定では20分ほどだったのですが、気づけば40分くらいありました。
新しいFREETEL SIM
今までは端末のイベントに参加することが多く、フリーテルも先日の発表会でWindouw Phoneの「KATANA」シリーズやAndroidの「SAMURAI」シリーズ、そして「SIMPLE」や「Galaho(仮)」を発表していますが、今回は新しいSIM「FREETEL SIM」がメインの1つです。
先日の発表会には私もお仕事で行ったのですが、どちらかと言うと端末の話が主だったように見えたのでFREETEL SIMについては質問等できなかったのでした。(あんな普通の記者発表で質問するとか怖い。)
FREETEL SIMは7月15日発売のフリーテルの新しいSIMです。MVNOのSIM、格安SIMの1つです。
特徴的なのは、プランが1つで、使ったデータ量に応じて請求額が変わっていくというものです。最安は299円からで、全部で6段階の料金となっています。
100MB | 1GB | 3GB | 5GB | 8GB | 10GB | |
---|---|---|---|---|---|---|
データ専用 | 299円 | 499円 | 900円 | 1520円 | 2140円 | 2470円 |
+SMS | 439円 | 639円 | 1040円 | 1660円 | 2280円 | 2610円 |
+電話(含SMS) | 999円 | 1199円 | 1600円 | 2220円 | 2840円 | 3170円 |
データ通信専用に比べ、データ+SMSは+140円、データ+電話(含SMS)は+700円、となります。
価格については、DMM Mobileの最安値宣言に恐れている感もあったのですが、DMM mobileは決まったデータ容量のプラン(つまり自分と同じ形式で価格だけ違う)には対抗するけど、FREETEL SIMや日本通信のおかわりSIMのような段階式に対しては現状反応していないっぽいので安心…なのかな?
これまでと変わるところ・新しいところ
これまでもフリーテルは「フリモバ」というブランド名でMVNOを展開してきました。しかしそれは自分たちで設備をすべて用意しているわけではなく、ほかの設備を用意しているところから借りているというものでした。IIJの回線を使っているDMMや日本通信の回線を使っているイオンSIMのようなものです。
これを、新しいFREETEL SIMでは自分たちで設備を用意して運用していくということです。つまりIIJや日本通信、OCNなどと同じ立場になるわけです。
この辺りが参考になるかと。FREETEL SIMは独自のL2接続とのことです。
あまりメディアには出ていない情報も教えていただきました。
- 決まった帯域にユーザーをむちゃくちゃ詰め込む事業者もあるが(当然そういうところは速度が出ない)FREETEL SIMではちゃんと基準を設けてあり、それ以上は詰め込まないようにする。そうして「最速」を実現する。
- 現在主流の「月ごとに決まったデータ容量をパックにするプラン」というのは、接続機器のシステムがそうなっているから。FREETEL SIMではわざわざそのシステムから調整して段階的請求できるようにしている。
- 決まったデータ容量のプランは、システムがそうなので、やろうと思えば(ユーザーからの声があれば)できる。
- 基本的に3日間での速度制限だとかは行わない。ただあまりにも極端な使い方をしている人に対しては、アプリ単位での規制がある可能性がある。(機械的にそういう対処をすることはない。)規制を受けてもメールやブラウジングなど普通の操作は普通に通信できる。
- 現在の「フリモバ」については、新規受付は中止になる。ただユーザーがいる間はサービス自体は継続していく。
- フリモバからFREETEL SIMへは、同じ会社ではあるがシステム機器が変わるのでMNP扱いになってしまう。その際の費用がユーザーに負担とすることがないように現在調整中。サービス開始時には無理だが、秋くらいには何とかしたい。
思ったこと・感じたこと
私は現在フリモバを契約しているのですが、新しいFREETEL SIMに乗り換えようと思っています。(現在は速度比較のために契約していますが、はっきり言って遅いので…。)ただ秋までは待てないので現在のは解約して、新たに契約し直すつもりです。
帯域ごとにユーザーを絞ってくれるのはありがたいですね。これでちゃんと速度が維持されると思います。もっとこれを謳う会社が出てもいいと思いますけどね。
レンタルサーバーで1つのサーバーにどれだけのユーザーを詰め込むか、というのと似ていると思いますが、レンタルサーバーではその人数によって価格が変わったりしますよね。
新端末
その後、先月の発表会でお披露目された新端末を触らせてもらいました。Androidスマホの極(KIWAMI)と雅(MIYABI)です。極は電源が入らないモック状態でしたが。
極 -KIWAMI-
デザインについては、まだ調整中なので今後変わる可能性がある(というか多分変わる)とのことでした。あくまで「試作品」程度だと。
背面の侍ロゴ、私は好きなのですが、これも変わるだろうとのことでした。
スペック等はオクタコア、6インチディスプレイということ以外はまだ未公表です。というかまだ最終決定していないのでしょう。今秋発売予定です。
発表会のときも触りましたが、なんとなくHuaweiのAscend Mate7っぽい印象を受けました。主にデカさで。背面はプラスチックのサラサラしたものでしたが。(この材質も変わっちゃうのかな…?)
雅 -MIWABI-
こちらはちゃんと動作するものでした。
ディスプレイ | 5インチHD IPS |
---|---|
CPU | クアッドコア |
RAM | 2GB |
ROM | 32GB |
バッテリー | 2200mAh |
カメラ | 前面:500万画素 背面:1300万画素 |
カラー | 白/黒/シャンパンゴールド |
背面はちょっと不思議な模様のある感じで、見た目はXperiaを彷彿させます。
側面はやっぱりHuawei…というかiPhoneっぽい?そんな印象の平らで四角い印象です。
19800円で今夏から秋に発売予定です。
侍シリーズはAndroid 5.1で発売
先日の発表会や各種メディアの情報では侍シリーズの極も雅もAndroid 5.0ということになっていますが、実機にはAndroid 5.1が入っていました。(これは発表会当時から)
この点を質問したところ、あの資料は間違いで、極も雅も最初からAndroid 5.1で発売されるということです。すごい!
最初は「5.1が入っているということはアップデートを期待してもいいんでしょうか?」と聞こうとしたのですが、「今触った端末にはAndroid 5.1が入っていますが…」と言ったところで上記のように答えてくれました。たぶんこれは普通のメディアには出てない情報なんじゃないでしょうか。
というかフリーテルのページもAndroid 5.0のままですし。
Simple
そしてフィーチャーフォンのSimpleです。
こちらはお話をしてくださった方が実際に使用しているものでした。というかフリーテルの表に出る人みんな使ってる気がします。そしてちょっと自慢気に見せてきます。よっぽど気に入っているのでしょう。
私は今でも電話はSO905iというガラケーを使っているのですが、これを折りたたんだ時の状態を少し薄くしたような大きさです。手にすっぽり入る、とはこういうのを言うんですよ。
発売は今夏予定で、5980円という低価格です。多分買います。
端末貸出も
そして、今回のイベントでは端末の貸出までありました。フリーテルのPriori2です。
新端末の発表があって、そちらに目が行ってしまいますが、現在のフリーテルの主流商品のようです。LTEモデルで税抜き17800円と安価です。(3Gモデルは税抜き9980円!)
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そしてこれには新しいFREETEL SIMが入っています!なので、貸出としては端末よりもこれがメインなんでしょうね。実際の発売は15日なので、それまでは(普通には)使えないようなので、ちゃんと使えるようになったらこちらも速度測定などやってみたいと思います。
新しいFREETEL SIMには実はかなり期待しているので、非常に楽しみです。
まとめ
これまでもいくつかのブロガーイベントに参加してきましたが、今回のイベントが一番楽しかった気がします。最前列にいたおかげか、なんというか話している人がとても近く感じましたし。普段はしない質問もできて、あまり世に出ていない情報も教えてもらえましたしね。
そしてフリーテル(プラスワンマーケティング)のみなさんの、熱くそしてユーモアを忘れないその姿勢がとても好印象でした。熱いところは熱く、楽しむところはユーザー視点で楽しむ、なんだかフリーテルが一気に好きになってしまいました。
今回はこんなステキな機会を与えて頂いて、フリーテルそして染谷さんには感謝の限りです。
余談
イベントから抜け出て、ビルから外に出ようとした時、少し前に増田社長がいました。そして私に気づくと「今日はありがとうございました」と声をかけてくださりました。たしかにこんなビルにこんな普段着はブロガーイベントに参加したブロガーくらいだと思いますが、覚えていたのか、ちゃんと声をかけてくれるとは驚きでした。これが社長か…と。
驚きのあまり上手く返せなかったのが悔やまれます。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。