格安SIMは現在とてもたくさんの会社から出ています。その多くは毎月の通信量が3GBや5GBなど決まっており、それを超過すると200kbpsなどの低速に制限されてしまいます。なので毎月の通信量は把握しておきたいところ。通信量は端末本体やアプリなどで計測することもできますが、実際の支払いなどで正確なのはやはりその格安SIMの公式に測定されている値です。
実際にどれくらいの通信をしているのか、公式に通信量を調べると言っても、その方法は各社によって様々です。公式アプリがあるものや公式サイトで確認するもの、確認の手段がないもの、バラバラです。また、そういった方法は契約には直接関係ないからか、各社ともそれほどアピールしたり事前にわかることがありません。そんなに頻繁に確認するものでもないかもしれませんが、各社のやり方を調べてみましたので、格安SIM選びの参考にしてください。
- NifMo
- OCN モバイル ONE
- IIJ mio (BIC SIM)
- 楽天モバイル
- b-mobile
- so-net PLAY SIM
- FREETEL SIM
- フリモバ
- BIGLOBE LTE
- DMM mobile
NifMo
NifMoの通信量はアプリ『My NifMo』から確認できます。このアプリは以前は『NifMoコネクト』という名前でしたが、2016年2月24日のアップデートで通信量などの表示に対応し、名前を『My NifMo』と改めました。
アプリ内では今月・直近3日間・直近3ヶ月の通信量を確認することができます。
BBモバイルポイントのWi-Fiスポットへ、アプリを通して無料で接続できるので、NifMoユーザーは忘れずにインストールしておきましょう。
My NifMo(旧NifMo コネクト)-
制作: NIFTY Corporation評価: 3.4 / 5段階中価格: undefined (2016/2/24 時点)
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また、Niftyにログインすると日ごとの通信量など細かい通信量も確認できます。
OCN モバイル ONE
アプリから確認できます。高速通信のオンオフもここから。ウィジェットで残量確認&ターボON/OFFも可。グラフも見やすい。
さすがシェアが大きいところはアプリもちゃんと作ってるな、という印象です。
OCN モバイル ONE アプリ-
制作: NTT Communications Corporation評価: 3.9 / 5段階中価格: 無料 (2015/6/27 時点)
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IIJ mio (BIC SIM)
IIJもしっかりしています。ただ文字だらけなので、もう少しグラフとかグラフィカルになると見やすいのかな、と思います。
面白いのは設定で「プレゼンテーションモード」というのがあって、これをオンにすると自動的に電話番号などにぼかしが入ります。すぐにスクショ撮ってシェアできるわけですね。そういう、シェアだったりブログでの紹介とか、そういうのを見越して作ってあるのはすごい。
IIJmioクーポンスイッチ-
制作: Internet Initiative Japan Inc.評価: 4.3 / 5段階中価格: 無料 (2015/6/27 時点)
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また、IIJはAPIを提供しており、公式以外にも通信量を把握できるアプリがいくつか公開されています。グラフ表示できるのもあるので、自分にあったものを選ぶといいでしょう。
楽天モバイル
アプリで確認できます。必要十分な情報が書かれています。パッと見でのわかりやすさ重視、といったところでしょうか。
楽天モバイル SIMアプリ データ通信利用量がわかりやすい!-
制作: FUSION COMMUNICATIONS CORP.評価: 3.9 / 5段階中価格: 無料 (2015/6/27 時点)
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b-mobile
公式サイトでログインしてマイページで確認します。ところが、b-mobileのページはスマホ最適化されていません。基本的にPCで確認しろ、ということなのでしょう…。
・b-mobile ホーム(bモバイル)|スマホの月額料金を安く!格安SIMカードを提供する日本通信
so-net PLAY SIM
so-net PLAY SIMも公式サイトから利用者向けページにログインして確認します。
一応スマホ最適化はされていますが、契約情報の確認、みたいなイメージがあって、ちょっと硬いイメージ。
月額880円 LTE SIMカード PLAY SIM | So-net モバイルサービス
FREETEL SIM
FREETEL SIMの場合はアプリはなく、公式サイトのマイページからの確認となります。
マイページにログイン後、メニューから「節約モード設定」へと進むと、今月の通信量を確認できます。高速/低速の切り替えもここで行うことになります。「ご利用料金」からは現在の通信量における利用料金が表示されるだけで、細かい通信量の数値は表示されません。
番外:freetel mobile フリモバ
現在、フリーテルは格安SIMのサービスをフリモバからFREETEL SIMへと一新しています。フリモバ時代に比べ、何もかもが良くなっていますが、以下にフリモバ時代のものも残しておきます。
こちらもアプリがなく、サイトはスマホ最適化されていません。
通信量の確認については、「よくある質問」に以下のように書かれています。
ご利用のAndroid端末にてご確認できます。
「設定」 - 「データ使用量」から確認ください。
通信使用量の確認はできますか?その方法は? | freetel
つまり、SIM個別で確認する手段はなく、端末で自己管理するしかないようです。
BIGLOBE LTE
BIGLOBEのSIMを挿している必要がありますが、アプリで確認できます。
3日間制限用の円グラフもあり、1ヶ月もグラフ表示とわかりやすいですね。
オートコネクト-
制作: BIGLOBE Inc.評価: 3.1 / 5段階中価格: 無料 (2015/6/27 時点)
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DMM mobile
こちらもアプリでシンプルに確認できます。残容量およびチャージが1画面に収まっていて使いやすい。
ほかの会社のものと違い、DMM mobileのアプリは野良アプリとしてDMM mobileのページで公開されています。(これはアプリ内にR18へのリンクがあるから、とも言われています。iPhone版ではこの機能がありません。)
最新版では他のSIMを入れていても、ログインすれば使えるようになっています。
DMM mobile-
制作: DMM mobile価格: 無料 (2015/6/27 時点)
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まとめ
やっぱりアプリがあるところは使いやすいですね。あまり使うことはないですが、高速通信のチャージもアプリからできます。
NifMoは7月からデータ通信量の繰り越し(7月の残量を8月から利用可能)が加わって、これで最強か!と思われましたが、ここで落とし穴がありました。SIMの管理をちゃんとできるアプリを作ってくれるといいですね。
通信量を把握する術がないとか、そもそもサイトがスマホ対応されてないとか、そういうところはもう、やる気ないのかな?とか思ってしまいますね。契約するまではいろいろ目立つ部分ばかりが情報として出てきますが、実際の使い心地はこういった目立たない部分でも出てくるものです。こうしたところにまで力を入れてくれているMVNOだと、使う方としても安心ですよね。