Android歴5年の私がMADOSMA (Windows Phone)を真面目に1週間使ってみた
これは、前回の続きです。
→Android歴5年の私がiPhoneを真面目に1週間使ってみた | orefolder.net
iPhone生活を終えた私にヨドバシカメラから1つの箱が届きました。そう4年ぶりの日本国内Windows Phone端末となるMADOSMAでした。
購入した時の開封の儀およびファーストインプレッションについては、別の記事で書いています。
→はじめてのWindows Phone MADOSMAを買いました。 | orefolder.net
iPhoneに続き、MADOSMAも発売日翌日から1週間、メインとして使ってみました。使おうとしました。
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簡単な操作など
左は購入当初のホーム画面、右は現在のホーム画面です。
こういう画面についてはAndroidでも模倣したホームアプリなどありましたから、とくに違和感もなく普通に使うことができました。アイコンが大きいのはわかりやすくていいですね。
アプリについて
いくつかのアプリは入れてみました。とは言っても、普段から使っているアプリは少ないので、最低限のものだけです。
Twitter系
バッテリー系
その他
1週間使ってみた感想
はっきり言って、ダメだと思いました。この生活を続けるのは難しすぎる。
ただ、これはWindows Phoneが悪いのか、MADOSMAが悪いのか、その判断はできない。さらに言えば、Windows 10 mobileになればもっと良くなる、という話もあります。
現在はWindows Phoneはとても人に薦められるものではありません。特に、今までスマホを使っていた人には、違和感だけで使いにくいものとなってしまいます。
使いにくい原因となっているのは「文字入力」と「アプリのレイアウト」です。
Windows Phoneの文字入力
まず、Windows Phoneでは(少なくとも今のところ)キーボードを変更することはできません。デフォルトで入っているものを使うしかありません。設定に「キーボード」「キーボードを追加」という項目がありますが、これは単に言語を増やすだけでした。
どこが使いにくいのか
これがWindows Phoneのキーボードです。パッと見は普通で、まぁ少し大きいかな?程度でした。斜めにフリックすれば濁点が入るのは慣れれば早いな、なんて思ってました。
キーボードの配列が変
左はAndroidのATOK、右はMADOSMAです。大きさや位置も多少違いますが、一番ダメだったのはキーの配列です。
一番右の列、「右矢印」と「1文字削除」が逆なんですね。これが、慣れもあってものすごく間違える。また、「決定」もAndroidでは右下なのに対し、MADOSMAではその1つ上です。これもよく間違えました。
iPhoneは確定ボタンがデカイというのはありますが、やはり右上に「1文字削除」なので、この点は大丈夫でした。
また、テンキーとQWERTYの切り替え、日本語と英語の切り替えについても感覚的にはいかず、毎回「あれ?あれ?」となりながら切り替えていました。
文字入力はどのアプリを使うにしても基本的なものになる部分です。この部分が使いにくいと、もはやアプリ全体が苦痛になってきます。今回感じた使いにくさの大半はここだったと思います。
ただ、これはAndroidに慣れているからこそ、なのかもしれません。最初からWindows Phoneならこのキー配列が普通になるので、それほど違和感は無いかもしれません。
キーボードの下にボタン
アプリによって微妙に異なりますが、キーボードの下にボタンが出てくることがあります。設定へのメニューボタンもだいたいは細いバーの右下に表示されます。これはかなり見落とします。大きい画面だとキーボードの上は押しにくいからキーボードの下、押しやすい位置に、ということなんでしょうか…?
スマホ最適化されていないウェブサイトのようなアプリ
左からAndroid, iPhone, Windows Phoneでの『Swarm』のトップ画面です。三者三様なところではありますが、Windows Phoneの場合は、明らかに文字が小さすぎます。
これはSwarmに限らず、ほかのアプリでも字が小さくて読み取りにくいのです。まるでスマホ最適化されていないウェブページをスマホで見ているような感覚です。
Aristea(試用版)での文字サイズ標準(左)と超特大(右)
なお、ツイートは右下の「…」をタップして入力欄を表示。
好みの問題
あとはもう、好みの問題で細かいところですが…
- フォントがなんか中華フォントみたいで嫌い
- 標準のボタンなどの見た目がダサい
- かなりカスタマイズしているアプリ以外はたいていダサい
- 強いて言うならWindowsに対するMS-DOSっぽい印象(黒背景で使ってるからかも。)
- スクロールが、時々ある地点にスナップさせようとするけど、それが単にスクロールガクガクのように感じる
- タッチ感度がよろしくない
- アプリの検索がおかしい。ストアから出てこないアプリがけっこうある
まとめ
うーん…これ、Windows 10 mobileになって、どうにかなるようなものなの?この1週間、わりとツラかったです。iPhoneの時に感じてた違和感とか引っかかりなんて、とても些細なものだったのだと思い知らされました。これでは結局「第3のOS」から抜け出せないよなぁ…。
1週間、使っていたアプリはSwarmとメガネケエスがほとんどでしたが、やはり文字入力に難があると他のアプリを探そうという気も起きなくなってきます。
ただ、最初にも書きましたが、これがWindows Phone全体のことなのか、MADOSMAにだけ言えることなのか、私にはわかりません。ただ現状言えることは、よっぽどWindows Phoneが好きか、とりあえずスマホが好きで集めておきたいか、そういう人でないと「買い」ではない、ということです。普通の人は買わないほうがいいです。
日本では次にフリーテルがWindows Phoneを出すことになっています。これも同じようなものなのか、Windows 10 mobileになって大幅に進化するのか、楽しみですね。
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OREFOLDER編集長。
1979年静岡県清水市生まれ、現静岡市清水区在住。
様々な巡り合わせから、このサイト1本で生活してる氷河期世代の一人。ガジェットに限らず広く浅く様々なものに興味があります。
スマートフォンは2010年にXperia SO-01Bを買ったのが最初。同時にb-mobile U300で格安SIMも始めました。これまでに数百台のスマホを手にし、格安SIMも常時20種類以上契約しています。