つい先日ですが、ATOK2014が発表され、android用にもATOK Passport版 Proという新しいATOKが登場しました。
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これはATOKの月額版、ATOK Passport[プレミアム]を契約することで使用可能なアプリです。これまでの買い切り版のATOKの上位版にあたり、またATOK Passportの上位版でもあります。買い切り版のATOKはAndroidでしか使えませんが、Passport版2つはPCでもATOKを使うことができます。
これでAndroid用に3つのATOKが存在するので、その機能の違いなどをまとめてみました。
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機能比較表
ATOK |
ATOK Passport版 |
ATOK Passport版 Pro |
|
---|---|---|---|
価格 | 1500円 | 286円/月 | 476円/月 |
対応OS | 1.6~ | 4.0~ | |
入力方法 | ケータイ入力 ジェスチャー入力 フリック入力 2タッチ入力 QWERTY |
ケータイ入力 ジェスチャー入力 フリック入力 2タッチ入力 QWERTY 手書き入力 |
|
セパレートモード | なし | あり | |
テーマ | *3(6種類+カスタム2種類)×2 | *217種類 | |
クラウド辞典 | なし | *3あり | あり |
*1) 各色にシンプルテイストあり
*2) 基本6色あり、それぞれ配色違いがあって17種類。更にキートップの色がそれぞれ2種類。
*3) アプリの機能としてはあるが、プレミアムの契約が必要
基本的に買い切りのATOKと月額286円のATOK Passport版は同じですね。支払い方法と、PC用が使えるかどうかの差です。PCでも使っている方ならPassport版も視野に入るかもしれません。
スクショで見る違い
この3つのATOKは同時にインストールすることができます。Passport版はアカウントなどが必要になりますが、設定画面内での使用だけだったら無料で試すことができます。(テーマの画面やユーザー辞書の編集など。ただしクラウド系などは有効にできない。)
Passport Pro版は4.0以上のみの対応となったため、全体的なデザインもHoloスタイルとなっています。
中央のPassport版にもATOKクラウドサービスがありますが、これはプレミアム版を契約しないと使えません。
またPassport Pro版はそれまであった拡張辞書が使えなくなっています。これはクラウド辞典があるため…だと思います。
Passport Pro版では句読点を、。から,.に変えることもできます。理系の人とかこうしますよね。私あまり好きじゃないんですけど。
「あべ」で変換した時の候補です。
Passport Pro版は「ATOKクラウド推測変換サービス」もあり、「より精度の高い変換」とのことです。
テーマの違い
Passport Pro版はデザインが一新されました。なんだかiOSのフラットデザインっぽくなっていますね。
その他Passport Pro版の新機能
「にちじ」と入力すると現在日時が表示されたり、変換候補を長押しすることで辞書でその意味を調べたりできます。
これまでも「タブレットモード」としてQWERTYモードのときにキーボードを左右に分かれさせる機能はありましたが、Pasport Pro版の「セパレートモード」ではテンキーを右に「かな」左に「数字」を同時に表示することもできます。
まとめ
確かに機能はアップしているのですが、現在AndroidだけでATOKを使っている人がPassport Pro版に移行するべきかと言えば、しなくてもいいんじゃないかと思います。
私はPCではGoogle日本語入力を使って、AndroidではATOKを使っています。そういった場合、Passport Pro版で受けられる恩恵と言えばクラウド変換関連や手書き入力ですが、普段手書き入力を使ってませんし、これらのために月額500円弱というのは…うーん…。
ただ、現在PCでもATOKを使っているのであれば、PCでもAndroidでも使えるので検討の余地はあると思います。単語の登録などもPCとAndroidで共有することができますし。
機能差があまりあるとも思えないので、買い切りの上位版が出るとはちょっと思えません。
が、どうなることでしょうね…。